創元推理文庫<br> 遺品博物館

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創元推理文庫
遺品博物館

  • 太田 忠司【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488490140
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あなたの「遺品」収蔵します。
死者の物語を宿した品々と引き換えに
学芸員がもたらすのは、救済か破局か――
熟練の技巧が冴え渡る、
死者と生者を繋ぐ八つの物語。

地元の名士である老医師からいがみ合う遺族への最後の贈り物、過去に起きた殺人の記憶を秘めた細工箱、十歳で命を落とした少年が最後に遺した宝物……老若男女問わず、「死」の後には必ず「遺品」が遺される。そして生前の名声に関係なく、死者が蓄えた物語が込められた遺品を収蔵するのが「遺品博物館」である。学芸員の吉田・T・吉夫が遺品と引き替えに残された者たちにもたらすのは、安寧か崩壊か――熟練の技巧で抉り出す、死者と生者を繋ぐ八つの謎物語。

■目次
川の様子を見に行く
ふたりの秘密のために
燃やしても過去は消えない
不器用なダンスを踊ろう
何かを集めずにはいられない
空に金魚を泳がせる
時を戻す魔法
大切なものは人それぞれ
解説

内容説明

古今東西のさまざまな遺品を収蔵する遺品博物館。寄贈の希望者が亡くなると、謎めいた学芸員、吉田・T・吉夫が収蔵する物を選定するべくやってくる。それらは、死者自身の人生のみならず、残された人々にとっても重要な意味を持つ品々ばかりだった。彼が遺品と引き換えに残された者たちにもたらすのは、救済か破局か―。熟練の技巧が咲冴え渡る、死者と生者を繋ぐ八つの謎物語。

著者等紹介

太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。『僕の殺人』以下の“殺人三部作”などで新本格の旗手として活躍。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akiᵕ̈

36
亡くなった人の『物語』を遺品博物館に収蔵するという、その選定が気になる8つの物語。自然死と思われる死が実は事件性のあるものだったり、故人の人知れぬ思いだったりを、故人を取り巻く人間関係にクローズアップしながら遺品博物館の学芸員である吉田・T・吉夫が登場し故人の遺言と共に明らかにしていく。家族だったり仕事絡みであったり色々な人が登場するけど、みんなそれぞれに腹に一物を持っていてそれがリアルで恐ろしい。これでは故人も浮かばれないよ。そこにある邪心を吉田が見事に推察して解き明かし吹き飛ばす様は何とも爽快だった。2023/03/23

きょん

11
人々の遺品を収蔵する博物館学芸員の吉田氏が解き明かす人間関係にまつわる謎が語られる短編集。どうしても人の死と相続が絡む為やりきれない気持ちになる話が多かったけど、若くして病死した少女と彼女との話を小説に書いた少年の話はさわやかな気分も感じられた。ミステリとしては、偽吉田氏の登場する最終話が読み応えあり。2023/04/16

タッキー

10
ちょうど1000冊達成!過度な期待をせずに読みました。故人の生涯のストーリーともなる遺品を集める遺品博物館。その収集を行っている謎の吉田T吉夫という人物。どのストーリーも、大きな事件が起こるわけではなく、1人の亡くなった人と、その人に関わっていた人がいるだけで、ストーリー自体はなんてことはないもの。しかし、遺品の収集を通じて明らかにされる隠された事実が意外なもので、そこがこの本の面白いところです。中でも『不器用なダンスを踊ろう』は、良かったです。地味ではありますが、秀作だと思います。2025/01/11

bluelotus

7
★★★☆☆ 解説には静かな感動と書かれていたが、私としては笑ゥせぇるすまん(←ちなみに読んだことはない(笑))のような人間の裏側を覗いたような何とも言えない後味が残った。2023/03/27

himanaka

3
「奇妙な味」に分類されるような、独特の味わい。楽しませてもらった。それにしても、吉田・T・吉夫のTが最大の謎。2024/04/21

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