創元推理文庫<br> 白の祝宴―逸文紫式部日記

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創元推理文庫
白の祝宴―逸文紫式部日記

  • 森谷 明子【著】
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  • 東京創元社(2015/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 542p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488482039
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

親王誕生の祝宴に影を落とす、盗賊と呪符の謎。紫式部の勘がますます冴える! 平安時代を舞台に、第13回鮎川哲也賞受賞作家が描きだす雅な王朝推理絵巻、待望の第2弾。

内容説明

時は平安。人々の注目を集めるひとりの女性がいた―その名は紫式部。かの『源氏物語』の著者だ。実は彼女は都に潜む謎を鮮やかに解く名探偵でもあった。折しも、帝が寵愛する女性が待望の親王を出産、それを祝う白一色の華やかな宴のさなかに怪盗が忍びこみ、姿を消した。式部は執筆のかたわら怪盗の正体と行方に得意の推理をめぐらすが…。鮎川賞受賞作家による王朝推理絵巻。

著者等紹介

森谷明子[モリヤアキコ]
神奈川県生まれ。2003年、王朝ミステリ『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユメ

40
紫式部が探偵役を務める平安推理絵巻第二弾。歴史小説とは、それ自体がミステリのようだと思うことがある。断片的な史実を基に、人物の生き様、行動の理由をどう組み立てるか。歴史を解釈し、物語に仕立てる作家は、さながら謎解きに挑む名探偵のようだと。そして私は、森谷さんの推理が好きである。今作の軸は『紫式部日記』がどのようにして誕生したか。森谷さんの解は説得力があり、パズルのピースがきちんと嵌まったような快感を覚えた。歴史の影に消えゆく運命の女たちが『紫式部日記』に自分の生きた証を残そうと願った切実さが胸を打つ。2017/05/01

のびすけ

25
前作では身の回りの謎解きだったが、今作は土御門邸で起きた物騒な事件をめぐってミステリ色が濃いストーリー。紫式部と阿手木が解き明かす事件の意外な真相。虚実織り交ぜた人間模様と物語の構成がお見事でした。定子様亡きあとの修子姫宮と敦康親王の辛い境遇が印象的。事件の傍ら、紫式部が編集を進める彰子様出産の宮中の記録は、「紫式部日記」の成り立ちの一つの解釈として興味深い。女房たちの日記の書き出しがこぞって皆同じ、というのが可笑しい。2024/04/16

本木英朗

19
日本の女流ミステリ作家のひとりである作者の作品のひとつである。俺はもちろん今回が初めてだ。時は平安。人々の注目を集めるひとりの女性がいた――その名は紫式部。かの『源氏物語』の著者だ。実は彼女は都に潜む謎を鮮やかに解く名探偵でもあった……という話である。一応最後まで読んでいたから、まあいいよ。しかしもう作者の作品はいいかなあ。何だかちょっと面倒なところもあったしね。まあ、いいけれどさ。とりあえず以上です。2021/01/11

きょん

15
ミステリよりも宮廷生活のあれこれや女房達の婉曲な会話とか、それ以外の部分が多いし面白いので、途中盗賊消失の謎とかどうでも良くなって来てしまった。それにしても現代は現代で大変だけど、あの時代の女として生まれなくて良かったとしみじみ。2015/08/03

Totchang

13
前作「千年の黙」にくらべ、一段とミステリー色が濃くなっている。初めから文庫版を手にしているので、「小少将」と「阿手木(あてき)」のことも全く違和感なし。本作のテーマは「紫式部日記」であるが、作者はあとがきで「つまらない」と読後感その二で述べている。そのつまらなささ、書き手の多様さと思われる点を、こうであったのではないかと再構築している。ここが面白かったポイントだが、ミステリー部分も二転三転。入れ子になって何が何だか分からないまま、最終段階で明かされてほっとした。平安三部作、残すは「望月のあと」である。2021/07/01

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