創元推理文庫<br> 刀と傘

個数:
電子版価格
¥399
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
刀と傘

  • 伊吹 亜門【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 東京創元社(2023/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月30日 15時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488481216
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

維新に揺れる明治の京。
不可解な謎に挑むのは、
尾張出身の若き武士と初代司法卿 江藤新平。
死刑執行当日、なぜ囚人は毒殺されたのか?
第十九回本格ミステリ大賞受賞

慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点ゆえに起きる事件が次々に待ち受ける。維新志士の怪死、密室状況で発見される刺殺体、処刑直前に毒殺された囚人――動乱の陰で生まれた不可解な謎から、論理の糸は名もなき人々の悲哀を手繰り寄せる。破格の評価をもって迎えられた第12回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、連作時代本格推理。第19回本格ミステリ大賞受賞。

■目次
「佐賀から来た男」
「弾正台切腹事件」
「監獄舎の殺人」
「桜」
「そして、佐賀の乱」

内容説明

慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平―後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。明治の世を前に、二人は数々の不可解な事件と出合う。動乱の陰で生まれた犯罪から論理の糸が手繰り寄せる名もなき人々の悲哀、その果てに何が待つか。本格ミステリ大賞受賞の連作時代本格推理。

著者等紹介

伊吹亜門[イブキアモン]
1991年愛知県生まれ。同志社大学卒。2015年「監獄舎の殺人」で第12回ミステリーズ!新人賞を受賞。18年に同作を連作化した『刀と傘』でデビュー。翌年、同書が第19回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

143
さすが第19回本格ミステリ大賞受賞作…抜群の面白さでした!5編から成る連作短編集ですが、それぞれ「WHO」「HOW」「WHY」「倒叙」「冤罪」という趣向の異なるミステリーになっていて飽きさせませんし…何よりメインの2人=“維新の十傑”に数えられる江藤新平&架空の尾張藩士・鹿野師光の“肩書き”や“関係性”、そしてどちらが“探偵役”を務めるのかも毎回変わっていくというのが実にユニークですよね!2人の出会いから「佐賀の乱」へと至る“人間ドラマ”としても読み応えがありますし…これがデビュー作とは恐れ入りました!2023/08/16

ナルピーチ

131
明治の世を前に初代司法卿となった“江藤新平”と尾張出身の若き武士“鹿野師光”の二人による幕末ミステリー。維新に揺れる京都で起きる不可解な五つの事件を連作短編小説として描く。舞台設定が幕末なだけに込み入ったトリックこそ無いものの殺伐とした時代背景を上手く利用したミステリーに加えて、各々が内に秘める正義に対する考え方の違いから少しずつ歯車が狂い出し愛憎渦巻く物語へと変貌する様が面白い。江藤新平は実在した史実の人物との事。全く知らなかったので多少なり人物像を把握してから読めばよかった。お勧めは弾正台切腹事件。2024/01/18

オーウェン

55
幕末の京都藩士の鹿野師光は後に司法卿となる江藤新平と出会う。 だが時代の転換期、多くの事件が謎として二人を悩ませる。 時代劇ミステリであるが、二人いるからホームズとワトソンとはならない。 むしろ上昇志向の新平と部下の鹿野の違いが、事件と共に徐々に亀裂が入ってくる。 全5章の中で4つ目の話で決定的に袂を分かち、最後の章で二人が直接事件として関わりあう。 構成も上手いし、時代劇なのが意味があるミステリ。 2024/01/11

Y.yamabuki

23
ミステリーとしてだけでなく、明治維新後まだ日の浅い、江戸の名残と混在している日々を扱った作品は初めてだったのでそういう意味でも面白かった。新政府側と旧幕府側、攘夷派と開国派の対立を未だに引きずっていることが、関係者の心持ちを複雑にし事件へと発展する。鹿野師光と江藤新平の二人が、事件を解決していくのだが、単純なバディーものとは違う心情がお互いに有り、切ない結末となった。 2023/10/22

シキモリ

22
日本の司法制度の礎を築いた江藤新平(実在の人物)と尾張藩出身の武士・鹿野師光のバディが京都で発生する殺人事件の謎を解き明かす連作ミステリー短編集。所謂【本格ミステリ】と呼ばれる作品は犯行動機が説得力を欠くイメージが強いのだが、動乱渦巻く幕末~明治時代が舞台となると、決して有り得なくはないかと思わせる設定の妙がある。全編を通して、江藤と鹿野の関係性が変化してゆくのも面白い。後半になるにつれて物語の筋書きがパワーダウンしているのが惜しまれるが、悲哀に満ちた最終回の余韻といい、他の作品も読みたいと思わせる作家。2023/12/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20926987
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。