内容説明
無実の罪で投獄された男は、十年ぶりにかつての仲間の前に現れた―メランコリックな詩情が横溢する「札幌に来た二人」ほか、非情な結末を乾いた文章で綴ったサスペンスフルな表題作など全14編を収録。全集第四巻は「ある誤報」「ネオンの曠野」「上品な老人」「穴無し能」「北の罠」など、雑誌に掲載されたまま今日まで書籍化されていなかった幻の作品を多数集めたファン垂涎の書。
著者等紹介
高城高[コウジョウコウ]
1935年北海道函館市生まれ。東北大学文学部在学中の1955年、日本ハードボイルドの嚆矢とされる『宝石』懸賞入選作「X橋付近」でデビュー。大学卒業後は北海道新聞社に勤めながら執筆を続けたが、やがて沈黙。2006年『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』で復活を遂げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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