出版社内容情報
小さな謎解きだとしても、
わたしにとっては、それなりに重要。
謎と推理が日常を、
不思議の国に変えてゆく――
本格ミステリ作家久住四季が
はじめて手掛ける〈日常の謎〉作品集。
創元推理文庫オリジナル
デートに誘ったはずが「家電量販店に行こう」と言われ、憧れの女性と開店前行列に並ぶことになった大学生の青年。児童たちの前で謎を解くと宣言してしまった新米教師。文化祭前日に学校で発生した密室の謎を解く必要に迫られる高校生。――小さな謎かも知れないけれど、これを解くのはそれなりに重要。日々の暮らしのなかにふと入り込んだ謎とその解明を鮮やかに描く、人の死なない謎解き作品集。著者初の〈日常の謎〉、文庫オリジナル。
■目次
「さくらが丘小学校 四年三組の来週の目標」
「ライオンの嘘」
「神様の次くらいに」
「小さいものから消えよ」
「デイヴィッド・グロウ、サプライズパーティーを開く」
内容説明
デートに誘ったはずが「家電量販店に行こう」と言われ、憧れの女性と開店前行列に並ぶことになった大学生の青年。その日遭遇したある謎解きの顛末から、彼は人の優しさについて思いを巡らすことになる。著者の実体験を反映した佳品の表題作ほか、文化祭の前日に生徒会副会長が密室の謎に直面する学園推理「ライオンの嘘」など五編。著者初の“日常の謎”作品集、文庫オリジナル。
著者等紹介
久住四季[クズミシキ]
1982年島根県生まれ。2005年、前年の第11回電撃小説大賞に投じた長編『トリックスターズ』が電撃文庫から刊行されデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
オーウェン
雪紫
したっぱ店員
koma-inu