創元推理文庫<br> 大鞠家殺人事件

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創元推理文庫
大鞠家殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488456092
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昭和18年、大阪・船場。
陸軍少将の娘は商家の長男に嫁いだ。
吊るされた男、池に突き立った日本刀、酒樽の死体。
一族を襲う惨劇は衝撃の終幕を迎える――

正統派本格の歴史に新たな頁を加える傑作
第75回日本推理作家協会賞/第22回本格ミステリ大賞 受賞作

大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場。戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁いだ陸軍少将の娘、中久世美禰子。だが夫は軍医として出征し、一癖も二癖もある大鞠家の人々のなかに彼女は単身残される。やがて当主の死を皮切りに、相次ぐ惨劇が一族を襲うが……本格推理の真髄を突く、第75回日本推理作家協会賞、第22回本格ミステリ大賞受賞作。著者あとがき=芦辺拓/解説=杉江松恋

内容説明

大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場。戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁いだ陸軍少将の娘、中久世美禰子。だが夫は軍医として出征し、一癖も二癖もある大鞠家の人々のなかに彼女は単身残される。やがて当主の死を皮切りに、相次ぐ惨劇が一族を襲うが…本格推理の真髄を突く、第75回日本推理作家協会賞、第22回本格ミステリ大賞受賞作。

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪府生まれ。同志社大学卒。86年「異類五種」で第2回幻想文学新人賞に佳作入選。90年『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。2022年『大鞠家殺人事件』で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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W-G

308
大戦時の船場を舞台としたことで、現代ではなかなか演出できない横溝作品のような雰囲気を醸すことに成功。事件自体はそれほど凄惨なものではないので、本家に肉薄とはいかないが、これはこれでアリだと思う。芦辺作品はあまり読んでいないので確かなことはいえないが、鮎川賞でデビューして未だ『リラ荘事件』が創作の軸にあるのかと感じる。少し作り物感が強すぎるトリックの数々も好みがわかれるところかと思うが、ポッと出の探偵が、読者を置き去りにしながら、さらっと事件を解決していく辺りが特にリラ荘。こういうところがマニア向き。2025/04/18

森オサム

36
第75回日本推理作家協会賞&第22回本格ミステリ大賞W受賞作。戦中の大阪を舞台に商家で起きる連続殺人、現場にいてる目の前で次々やられるんなら名探偵とは呼べんやろ、と思ったら、名探偵登場!はそんなタイミングでしたか(笑)。作中には古典名作探偵小説が7作引用されています。これらの作品とのメタ的な感じでの重なり方も本作の特徴ですが、戦争の悲惨さ、理不尽さへの怒りも感じますし、船場商家の独特な雰囲気を詳細に描いているのも興味深い。労作で良作、著者代表作。ですが、本格としては犯人特定のロジックが若干弱い様な気も…。2025/06/08

ケイジ

16
戦前戦後の大阪船場の雰囲気を感じることが出来ました。2025/03/14

agtk

9
面白かった!芦辺さんの作品でも一二を争うお気に入りになったかもしれないです。2025/03/30

ガブリエル

9
船場商人の気位の高さやお家の跡取り問題を巧みに取り入れながら、緻密に張られた伏線は本格推理小説としての読み応えも抜群。 丁稚、番頭、女子衆、御寮人などにノスタルジーを感じ、独特の船場言葉にどっぷり浸っての謎解き。そこにクリスティやヴァンダインといった外国のミステリも絡めていく展開はミステリ好きにはたまらない。肝心の殺人のトリックはうまくいき過ぎの感はあるものの、小さな謎が全て解明される最終盤は見事でスッキリ。 犯人は途中でわかったけれど、その動機が切なくて、思いっきり肩入れしてしまいました。2025/03/06

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