内容説明
札幌で行なわれたコンサートで、ピアニストの安積界は直前に予定を変更し、自ら封印したはずの『ハンマークラヴィーア』を演奏。不審な曲目変更に驚きを隠せない周囲。その背景には、界の婚約者がロンドンで何者かに誘拐されるという事件があった。脅迫状には、短い一文のみ―“『ハンマークラヴィーア』。完璧な演奏をしろ。さもなくば、ミカリは二度とお前の元には帰らない”と。
著者等紹介
永井するみ[ナガイスルミ]
東京都出身。東京芸術大学音楽学部中退。北海道大学農学部卒。1995年第2回創元推理短編賞に「瑠璃光寺」を応募し最終候補に。96年「隣人」で第18回小説推理新人賞を受賞、同年『枯れ蔵』で第1回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞
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感想・レビュー
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キムチ
38
夢中で読み切りました。標題もいい、内容にマッチしている。やはり、このくらいの人間性を持っていないと芸術家としての大成が無いって言いきれそう。界、そして紫、それぞれに打算が蠢くのが、読み手には解るだけに・・オイオイの突込み満載。しかも過去現在が、国内から海外へ、転変自在の場面ふり・・中だるみが無いのは流石の永井さん。静かなひと時で読んでいると脳内にハンマークラヴィーアが猛烈な音響で鳴り渡ってくる。2013/02/16
Ayako H
8
図書館から。ちょっと古い本です。かなーり根暗な復讐誘拐劇にベートーヴェンの曲を絡めてます。ピアニストがコンサートを投げ出すってありかいっと思いました、が、面白く最後まで読み切りました。600ページ越えですから〜。登場人物がそれぞれ性格がよく描けています、ちょっと極端な人ばかりですけど。まぁまぁ面白かったです。2025/12/23
風鈴
4
第三章飛ばして読んでしまった…。必要な件だとわかっているのに耐えられなかったのだよ…。そして、最後まで読み切ったら登場人物が全員恐ろしくて気持ち悪かった…。妙に現実感あるだけに、周囲への疑心暗鬼になりそう…。2020/03/14
moe
3
なかなか進まなかった。 登場人物の誰にも共感できないどころかイラッとくる性格ばかり。 札幌も舞台であり、音楽もかじったことがをるからその舞台背景は分かりやすいところがありました。2014/05/28
エターナル
1
かなりの長編、途中中だるみがあったが、無事ミカリが助かり良かった。 それぞれの人間関係が、素敵な部分もあった。 2019/09/22
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