創元推理文庫<br> 影踏亭の怪談

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創元推理文庫
影踏亭の怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488451219
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この怪現象は、取材中だった旅館〈K亭〉に出没する霊と関連しているのか? 調査のため〈K亭〉こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう――第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全四編を収録する、怪談×ミステリの最前線。

内容説明

僕の姉は怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学の知見を生かしたルポ形式の作品を発表している。ある日、自宅で異様な姿となって昏睡する姉を発見した僕は、姉が霊現象を取材していた旅館“K亭”との関連を疑い調査に赴くが、深夜に奇妙な密室殺人が発生し―第17回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか、常識を超えた恐怖と驚愕が横溢する全4編。

著者等紹介

大島清昭[オオシマキヨアキ]
1982年栃木県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。研究者として幽霊・妖怪について論考を発表するかたわら、2020年、怪異と謎解きのバランスの新しさを高く評価された「影踏亭の怪談」で第17回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

582
絶対読もうと思っていたのにしばらく忘れていた本。二作目の長編から先に読んでいたので、作風にはすんなり馴染めた。探偵役の呻木さんがいきなりえぐい状況で登場し、でも本人はその後けろっとしているのが面白すぎる。二話目・三話目と進むにつれて、だんだん怖くなくなってきたなと思っていたら、最終話のラスト2ページで唐突にぶっ込んでくる。各トリックは、正統派なミステリとしては勝負にならないような代物だらけ。ここの質が上がって、それでもこのバランス感覚を維持できれば、もっと爆発的に人気でるかも。続編もそのうち。2025/06/15

パトラッシュ

191
図書館で何気なく手に取ったが、思わぬ逸品だった。ホラーとミステリの融合を試みた作品は数あるが、一方に傾斜したり均衡を取ろうとして却って曖昧になるなど食い合わせがよくない。しかし本書では、両パートの語り手を別にすることで怪奇性と合理性の共存に成功している。事件は本格物の体裁で解決したはずなのにゾワゾワする不気味さがいつまでも残り、思わず震えてしまったのも一再ではなかった。それでも第1話から3話までは個別の怪談として面白く読んだが、最終話で全てが関連していたと示唆されて最終頁の絶叫に続く見事な構成に感嘆した。2024/10/01

KAZOO

139
初めて読む作者さんですが私はかなり楽しめました。4つの連作短篇が収められていますが最後でそのつながりがあかされることになります。ミステリーとホラーが混在するような感じで読む人によっては若干違和感を覚える方もいるかもしれません。私は絶賛されている澤村伊智さんの作品もかなり読んでいるので楽しむことができて、今後も続編が出るといいなあと思いました。2025/04/30

麦ちゃんの下僕

105
Audible+文庫本。怪談作家・呻木叫子が“怪談”の実地調査中に遭遇した事件の謎を解明する連作短編集。「影踏亭の怪談」「朧トンネルの怪談」「ドロドロ坂の怪談」「冷凍メロンの怪談」という4編が収録されていますが、いずれも「怪談(都市伝説)=怪異=不合理」と「不可能犯罪=ミステリー=論理的解決」が“融合”するというよりは“共存”している形になっているのが面白いですね!そして最後で明らかになる“事実”と終わり方も秀逸!大島さんは“妖怪研究家”でもあるそうで、自身の論文が作中に引用されているのもユニークです。2025/07/13

ma-bo

104
著者の作品は初読み。ホラーとミステリーが融合した短編全4編。本名をもじった怪談作家呻木叫子視点の取材原稿パートと、実際に起こった事件や行方不明の謎を解明するパートが交互に綴られる。ホラー部分(オカルトや都市伝説的な要素、その地域の歴史や伝承を上手く組み込んでいる)とミステリー部分のバランスがよかった。各話合理的な答えが提示されるが、合理的に説明出来ない領域も残しホラーとしての不穏な読後感をもたらしている。最後は……続編あるのか?2023/10/17

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