創元推理文庫<br> ラストホープ

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創元推理文庫
ラストホープ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488445010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東堂と刈部が経営する釣具店“ラストホープ”に届いた一枚のファクス、それがすべての始まりだった。病床の父のために多摩川の山女魚が欲しいとの依頼を受け、東堂は山女魚を釣り上げるが、その途端何者かに襲撃される。困惑するふたりはいつしか一億円争奪ゲームの真只中に―。“最後の希望”を売る店の、愉快な悪漢コンビが奮闘するクライム・コメディ。

著者等紹介

浅暮三文[アサグレミツフミ]
1959年兵庫県生まれ。関西大学経済学部卒業。98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

25
昔は宝石泥棒、今は釣具屋「ラストホープ」を営む東堂と刈部。ひょんなことから時効間近の夜間金庫詐欺1億円を巡る騒動に巻き込まれ・・・いいなぁ、こういう騙し騙されのコン・ゲームは好みです。お調子者の刈部に、頭脳派に見えて実はただの釣り好きなんじゃないかと疑いたくなる東堂のコンビを初め、クセのある登場人物たちも魅力的。1章〜2章辺りまでやや取っ付きづらく感じましたが、構図が見えてくるにつれ面白さが増してきます。是非ラストまでお付き合い願いたく・・・。2010/10/09

Nak34

17
3分の一で、謎が謎のまま。次の3分の一で、なるほど。って、まだ3分の一が残っている! いや~、評価は二手に分かれるでしょうね。トントントンと物語は展開しないし、特に、最初の三分の一は全く話が進まない。加えて、何度も意味不明な難解な面倒くさい表現は出てくるし。いや~、好きなんですよ、私は。スロー・リーディングがお好きなあなたへ。じっくり取り組んでみてください。私が釣り好きであることも好評価の一因なんですけどね。2010/09/25

ホームズ

14
『再びラストホープ』をいただいてしまったのでとりあえず図書館で借りてみて(笑)物語の前半は事件が起きすぎだし少し分かりにくい感じがして流して読んでしまおうかと思いましたが(笑)後半になってくるとドンドン話が繋がっていき盛り上がってきました(笑)結末にも満足できて良かったです(笑)次回作も期待できそうな感じですね(笑)早く『再びラストホープ』を読もう(笑)2010/10/15

naminnie

7
最初のうちは訳分からなくってどうしようもなさすぎた、、、久々に途中で止めようかと思ったのだけれど、どんどん話が繋がっていって、最後はにんまり。読んで良かったです。2010/10/09

LIAN

7
何やこれっ!(>_<) 宝石泥棒として府中刑務所に服役していた3人組。退所後、堅気として毎日を送るも、一攫千金の誘惑に流され時効間近の一億円詐欺事件に関わっていく。事件は二転三転四転五転し、坂道を転がるように次々と問題が勃発する。 あちゃ〜面白い!頁をめくるほど事件は混迷を極め、ラストは鮮やかな手際で収束する。悪人達の正義がここにある。2010/08/31

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