創元推理文庫<br> バルーン・タウンの手毬唄

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創元推理文庫
バルーン・タウンの手毬唄

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  • サイズ A6判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488439040
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

妊婦探偵・暮林美央が大活躍する、バルーン・タウン・シリーズ第三弾。第一子妊娠中に出くわした事件を暖炉の前で回想して語る「バルーン・タウンの手毬唄」「幻の妊婦」の二編。ミステリ作家から出題された本格ミステリ短編の謎解きに挑む「読書するコップの謎」。バルーン・タウンで起こった密室盗難事件にまつわる陰謀を解決する「九か月では遅すぎる」。ユニークな四編を収録。

著者等紹介

松尾由美[マツオユミ]
石川県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。1989年『異次元カフェテラス』を刊行し、91年には「バルーン・タウンの殺人」がハヤカワSFコンテストに入選
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピップ

27
妊婦の町、バルーンタウンで起こる事件の話。引き続き連作短編で読みやすかったです。妊婦、妊娠をテーマにこれだけミステリを書けるのは、素直にすごいと思います。『読書するコップの謎』が特に好み。作中作が出てくるとなんか燃えます(笑)2022/02/02

タカギ

23
〈バルーン・タウン〉シリーズ第3弾で短編4つを収録。妊婦探偵・暮林美央が2人の出産を終えて普通の街で暮らしているところへ、以前の事件で知り合った新聞記者や小説家が話を聞きにくるスタイルの3編と、バルーン・タウンの優秀なスタッフ・高山が事件に巻き込まれる最終話からなる。解説にもあるように、タイトルからして有名ミステリのもじりだし、他にもミステリ好きを楽しませる小ネタが随所に見られる。嫌な気持ちになるところもないし、美味しいミステリの成分を摂取できて嬉しい。もっと読みたいので是非続編をお願いしたい。2021/09/25

coco夏ko10角

16
第3弾。過去の事件や2弾で登場した小説家・須任が書いた原稿、そして高山さんが容疑者となってしまった現在の事件。原稿、殺人現場の目撃者がはっきり見えて証言できるのが妊婦さんのお腹…この場所ならではな感じでよかった。もうこれが出てけっこうたつのね、続きはないのかな。2021/10/24

caz99

1
思うところがあってシリーズ三作再読。はじめて読んだときと比べて、格段にファンタジー感が薄くなっている。バルーンタウンが現実になる日がやって来るのだろうか。とりあえず、電気自動車導入できるね、今なら。2018/06/24

Kentaro Tanaka

1
タイトルにも作者の工夫が窺えますね☆「手毬唄」なんとなく、柔らかく優しい響きですね(*´∀`)♪2015/11/26

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