出版社内容情報
終戦から間もない東京・神田神保町で、
ひとりの古書店主が死んだ――
出版社とも図書館とも違う、
かれらにしかできない方法で書物を守る
古書店のひとびと。
直木賞作家がすべての愛書家に贈る長編ミステリ
神田神保町――江戸時代に旗本の屋敷地としてその歴史は始まり、明治期は多くの学校がひしめく文化的な学生街に、そして大正十二年の関東大震災を契機に古書の街として発展してきたこの地は、終戦から一年を経て復興を遂げつつあった。その街の一隅で、ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰され、あたかも商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店主である琴岡庄治は事後処理を引き受けるが――直木賞作家である著者の真骨頂とも言うべき長編ミステリ。
内容説明
東京・神田神保町―古書の街として発展してきた地は、終戦から一年を経て復興を遂げつつあった。その街の一隅で、ある日ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰され、商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店を営む琴岡庄治は事後処理を引き受けるが―著者の真骨頂とも言うべき長編。
著者等紹介
門井慶喜[カドイヨシノブ]
1971年群馬県生まれ。同志社大学卒。2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞。06年に最初の著書となる『天才たちの値段』を刊行する。16年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』が第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を、18年『銀河鉄道の父』が第158回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
ナミのママ
夜長月🌙@読書会10周年
優希
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