出版社内容情報
一一八六年。平家一門の生き残りである、亡き平頼盛の長男・保盛はある日、都の松木立で女のバラバラ死体が発見された現場に遭遇する。生首には紫式部の和歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半(よは)の月かな」が書かれた札が針で留められていた。そこに現れた、保盛の友人で和歌を愛してやまない青年歌人・藤原定家は「屍に添えて和歌を汚す者は許せん」と憤慨。死体を検分する能力のある保盛を巻きこみ、事件解決に乗り出す! 後に『小倉百人一首』に選出された和歌の絡む五つの謎を、異色のバディが解く連作ミステリ。
【目次】
内容説明
一一八六年。平家一門の生き残りである平保盛はある日、都の松木立で女のバラバラ死体が発見された現場に遭遇する。生首には、紫式部の和歌が書かれた札が針で留められていた。そこに現れた、保盛の友人で和歌を愛してやまない青年歌人・藤原定家は、和歌を汚されたと憤慨。死体を検分する能力のある保盛を巻きこみ、事件解決に乗り出す!和歌の絡む五つの謎を描く連作ミステリ。
著者等紹介
羽生飛鳥[ハニュウアスカ]
1982年神奈川県生まれ。上智大学卒。2018年「屍実盛」で第15回ミステリーズ!新人賞を受賞。2021年同作を収録した『蝶として死す 平家物語推理抄』でデビュー。同年、同作は第4回細谷正充賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ち~
22
前作の主人公、平頼盛の長男・保盛と、歌人・藤原定家がバディとなり謎を解く5話。源平合戦終結直後の不穏な空気と雅な和歌、残忍な事件が合わさって抜群の雰囲気。そして定家の奇抜なキャラにラストはジーンとしたりも。面白かった!2026/01/23
agtk
3
藤原定家を探偵役にしたバディもの。最初は定家のエキセントリックなキャラクターに慣れなかったが、慣れればなかなか味わい深い?性格。謎解きは十分に楽しめた。2026/02/06
てくてく
3
探偵役が定家、ワトソン役が頼盛の息子の保盛で、武術および検死術をもって定家をとりあえずサポート。私の中の定家は感情を軽々しく表に出さないイメージなので、歌を汚されるようなことがあるとスイッチが入ってまくしてててしまうところが最初は受け付けなかったが、ありといえばあり。 2026/01/23
ゆきんこ
2
藤原定家と平保盛が、和歌と古典物語になぞらえた謎や事件を解いていく、連作短編のバディもの。印象深い出来事の裏に和歌の存在があったから、定家は百人一首に採ったのではないか、という着眼点が面白いなぁ…と。その定家のキャラクターがなかなかにエキセントリックでびっくり。振り回されたり手綱を握ったり、逆に諭されたりする保盛との掛け合いが楽しい。2026/01/28
タマ
0
藤原定家の探偵譚。和歌のことしか頭になさげな定家のエキセントリックぶりと平安貴族の風俗が面白い。謎解きもわりとしっかりしている。2026/01/24




