創元推理文庫<br> 魔法飛行

個数:
電子版価格
¥495
  • 電書あり

創元推理文庫
魔法飛行

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月19日 15時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488426026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでね―という言葉に後押しされ、物語を書き始めた駒子。妙な振る舞いをする“茜さん”のこと、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの迷える仔羊…身近な出来事を掬いあげていく駒子の許へ届いた便りには、感想と共に、物語が投げかける「?」への明快な答えが。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

231
“私がミステリを愛するのは、そこに必ず答えがあるからなのだと思います”〈あとがき〉に記される加納朋子さんの”身近なミステリー”の醍醐味を味わえるこの作品。そこには、凝った構成の先に描かれる入江駒子の物語がありました。駒子が書き下ろす比喩表現に満ち溢れた小説が読めるこの作品。そんな小説の種明かしを瀬尾の感想でまとめるという絶妙な構成を楽しめるこの作品。”学園もの”として楽しめ、時代感をも楽しめ、そして”身近なミステリー”としても楽しめるこの作品。加納さんの今に続くミステリー作家の原点の一つを見た作品でした。2023/06/29

hiro

221
『ななつのこ』に続いて加納作品2作目。前作は作中作の『ななつのこものがたり』がつなぐ日常ミステリーの連作短編集だったが、今作は誰かから届いた手紙がつなぐ4編の連作短編集。『ななつのこ』を読んであと、『ビブリア』や『古典部』などの色々な人気の日常ミステリー作品を読んだので、前作とは変化をつけたとはいえ、中盤までは正直物足りなさを感じた。しかし最終章では、それまで仕掛けられた伏線の回収を楽しむことができた。駒子と瀬尾、友達とのその後を見て見たいので、続けて駒子シリーズの最三作『スペース』を読んでみようと思う。2012/09/29

ユメ

173
『ななつのこ』では駒子の書く手紙に、今度は彼女の綴る物語に夢中になった。駒子の観察眼は実に繊細なのである。日常に佇む謎を見つけ出すだけではなく、私が日々感じてもそのままやり過ごしてしまうような心情を、ちゃんと掴まえて言葉に載せてくれる。瀬尾さんの見事な推理力は、空想力すなわち「空を想う力」なのだという。彼と駒子に共通する、ロマンチックな夢を見続けていたいと願う心も、私がこのシリーズに惹かれる理由の一つかもしれない。二人が紡ぐ物語を読んでいると、都会の空にも星があることを見つけた時のような安心感があるのだ。2015/06/04

kishikan

171
前作の「ななつのこ」が構成や文章共に印象に残る作品だったので、続編も手にしました。瀬尾さんへの手紙、駒子さんの書くミステリ?小説、瀬尾さんからの謎解きの手紙という構成は今回も同じですが、駒子さんの学生生活も描かれそれがまた楽しい。今回の特徴は、各編の最後にミステリアスな「誰かからの手紙」が加わっていること。そして、各編独立した話になってはいるものの、どこかで関連付けられ、そのこの手紙が最後の物語の謎のキイになっているということです。今回もちょっぴり切ないけど、楽しさと優しさにあふれた素敵な物語でした。2012/02/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

163
駒子その2。短編集。日常の謎。駒子の手紙に潜む謎に対して瀬尾の解釈って感じが面白かった。2014/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/579876
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。