創元推理文庫<br> シチュエーションパズルの攻防

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創元推理文庫
シチュエーションパズルの攻防

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488424121
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

銀座の文壇バー『ミューズ』に、 大御所ミステリー作家・サンゴ先生は夜な夜な現れる。そんなサンゴ先生が遭遇した不思議な5つの謎。男女の駆け引きにからむ謎を軽やかに解き明かす、遊び心あふれる安楽椅子探偵ミステリ。

内容説明

銀座の文壇バー『ミューズ』に夜な夜な現われる大御所ミステリー作家・辻堂珊瑚朗。普段はホステスにちょっかいを出しながら葉巻と酒を楽しむサンゴ先生だが、一度不思議な謎に遭遇すると、さりげなく推理を披露する。ライバル作家と競う推理ゲームの顛末、男女の駆け引きに絡む謎など五つの事件を、ボーイの「僕」の視点から軽やかに描く、遊び心あふれる安楽椅子探偵ミステリー。

著者等紹介

竹内真[タケウチマコト]
1971年新潟県生まれ。慶應義塾大学卒。95年に三田文学新人賞、98年「神楽坂ファミリー」で小説現代新人賞、99年『粗忽拳銃』で第12回小説すばる新人賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

148
東京・銀座の文壇バー「ミューズ」の常連客のベテラン作家、辻堂珊瑚朗の鋭い名推理に感服するアルバイト小僧「僕」の人生勉強を描き大人の男女の機微を学べるミステリー短編集。恐るべし!全てを知り尽くすサンゴ先生は裏の裏を読んで必ずや最後の勝利者になるのですから凄い物で(些か口は悪いオヤジですが)マジで尊敬しちゃいますね。本書は昭和のムード歌謡、とりわけ銀座を歌った名曲をBGMに聴きながら読むべきでしょう。ライバル作家の藤沢と推理勝負を繰り広げる表題作が二転三転四転のサプライズが味わえる最高の出来で特にお奨めです。2018/10/30

hnzwd

40
夜のバーに現れる作家が持ち込まれる謎を、その場で解決、という安楽椅子探偵物。読みやすい文章で楽しく読みました、、が、私が安楽椅子探偵に求める、『まさか、そんなことが。。』感がちょっと足りない感じ。作家だから真実かどうかが問題ではなく、解決のためのストーリーが大事ってスタンスが少しだけ好みとズレてるんですねー。表題作 シチュエーションパズルの攻防は好み。2014/01/15

まちこ

27
《図書館本》一浪して東京の大学の文学部に合格したが、叔母の経営する銀座の文壇バーで働くことが決められた。銀座という街への憧れもあり『小僧』と呼ばれながらもバーで見聞きすることが楽しかった。---これがあの自転車少年記と同一作家さん?作風が若返ったというか軽くなった気がする。おかげでスルスル読めた。2016/05/04

はるき

25
バーで起こる安楽椅子探偵物語。短編集なので読みやすいですね。著者である、竹内真さんの文章には何か癒やし効果を感じる。2016/04/30

したっぱ店員

20
クイズとかゲームとかパズルって言われるとつい手にとってしまう。そんなわけでお初な作者さん。もっとゲーム感覚なのかと思ったら感情移入できる話もあり、いい意味で予想外だった。「ダブルヘッダーの伝説」はおしゃれだなあ。続編有るならきっとまた読むと思う。2013/04/21

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