創元推理文庫<br> わたしのいないテーブルで―デフ・ヴォイス

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創元推理文庫
わたしのいないテーブルで―デフ・ヴォイス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488422257
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

私一人、家族じゃなかったみたい――

実母に対する傷害事件を起こした
ろう者のサポートを引き受けた
手話通訳士・荒井尚人

?ディナーテーブル症候群”を
テーマに真摯な筆致で描く
ドラマ化で話題の〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第4弾

ろう児の瞳美が手話で教育を行うろう学校の幼稚部に通うようになった2020年、コロナ禍の影響は荒井家にも及んでいた。高校受験を控えた美和、感染を心配しつつ働く刑事のみゆきの代わりに瞳美の世話をするため、荒井は手話通訳の仕事をセーブせざるを得ない。そんな中、旧知のNPO団体から、ろう者の傷害事件のサポートを依頼されるが……。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第四弾。著者あとがき=丸山正樹/解説=佐久間文子

内容説明

ろう児の瞳美が手話で教育を行うろう学校の幼稚部に通うようになった2020年、コロナ禍の影響は荒井家にも及んでいた。高校受験を控えた美和、感染を心配しつつ働く刑事のみゆきの代わりに瞳美の世話をするため、荒井は手話通訳の仕事をセーブせざるを得ない。そんな中、旧知のNPO団体から、ろう者の傷害事件のサポートを依頼されるが…。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第四弾。

著者等紹介

丸山正樹[マルヤママサキ]
1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍ののち、松本清張賞を投じた『デフ・ヴォイス』でデビュー。2021年『ワンダフル・ライフ』で読書メーター OF THE YEAR 2021に選ばれる。22年『龍の耳を君に』が第17回酒飲み書店員大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hrmt

27
シリーズ4作目ですが、毎回外れなく考えさせられる良作。家族団欒の場で聴こえない自分だけが団欒に参加出来ず孤独を感じるディナーテーブル症候群。聴こえない音を発声させての口語会話を求める無理解。意思疎通への諦めなど想像するだけでもかなり辛い。けれど聴こえる側も、団欒の場を一緒にとの思いだったり、口語の対話で意思疎通を図ろうと思っているのだ。ただ完全にボタンをかけ違っている事に気付かない。そしてコロナ禍はろう者にとってより災難だった。この先、荒井家がどう理解し合う家族を築いていくのか楽しみにしています。2025/09/07

ぽけっとももんが

16
思い出した。わたしが生まれる前に亡くなっている曽祖母も耳が聞こえない人だった。おそらく中途失聴者で、耳元で大声ならばかろうじて聞こえるくらい。母が、聞こえないけどいつもにこにこしていた、ときどき誰かが大声で通訳すると、とても嬉しそうにしていた、と。それをディナーテーブル症候群で思い出したのだ。今思えばさほど高齢でもなかったはずだ。のちに母が手話教室に通っていたのはそれもあったのか。手話に対する偏見、家族内での疎外感、いろいろ考えさせられる。しかしアラチャン、もうちょっとしゃきっとしたまえよ。2025/08/06

ツバサ

13
読み終えて気づくタイトルの悲しさ。いるのにいない扱いを受ける人達の心叫びが感じられて、切ない気持ちになる。耳が聞こえない人と生きる為に何が出来るのか、それ以外の障害ある人と共存する社会になるためにはどうすればいいのか。問題は山積みだ。荒井家の課題もどうなるのか気になる。2025/05/23

なんてひだ

6
今回もじっくりのめり込んで読了。よく調べて描けてる 瞳美のブランコ乗り場で謝っているのにどうして怒っているの?家族には重い話は絶対しないとか、頑張れって郁美に伝える閃き、自分もだけど知らなすぎる。聞こえないのに口述を必死になって教えるとか、手話覚えてバカになったんだという郁美のオー馬鹿母親、郁美の事件と同じ根本的な問題を語る財産放棄したトキ子もよかった。当事者じゃないけど家族が手話覚えろよと本気で思う。2025/08/26

フクロウ

3
いやぁ、これは凄まじい…。全編通して泣いていたが、特に第10章の公判はもう涙が止まらなかった。あれを咄嗟に手話で通訳したのは本当にグッドジョブ。結末まで見れば、だから旧優生保護法のニュースが挟まれてたのねとなる。相手が何を考えているかは、結局、相手に訊かないとわからない。勝手な想像でお互い埋めていくと、疑心暗鬼になってしまう。聴覚障害と信用の主題系は、もちろん、大今良時『聲の形』の主題系でもある。2025/09/06

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