出版社内容情報
シリーズ累計40万部突破
原日本人、万葉集、空海、本能寺の変……etc.
の謎に鯨流解釈で迫る、連作集第三弾
〈スリーバレー〉のバーテンダー松永は、歴史学者早乙女静香の話についていくため、日夜勉強を続けている。ある日、静香が宮田六郎と連れ立って店に入ってきた。これまで宮田に対してやたら喧嘩腰だった歴史バトルにおいても、何やら風向きが違う。なぜだ? 二人の親密な態度は気になるが、現存する世界最古の国ニッポンのことを知らないのも捨て置けない……。縦横無尽のミステリ連作集。シリーズ第三弾。
■目次
「原日本人の不思議」
「邪馬台国の不思議」
「万葉集の不思議」
「空海の不思議」
「本能寺の変の不思議」
「写楽の不思議」
内容説明
スリーバレーのバーテンダー松永は、早乙女静香の話についていくため日夜歴史の勉強を続けている。ある日、静香が宮田六郎と連れ立って店に入ってきた。これまで宮田に対してやたら喧嘩腰だった歴史バトルにおいても、何やら風向きが違う。なぜだ?二人の親密な態度は気になるが、現存する世界最古の国ニッポンのことを知らないのも捨て置けない…ええっ、それは本当ですか?
著者等紹介
鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。同作はバー“スリーバレー”を舞台に歴史談義を繰り広げる斬新なミステリとして人気を博し、シリーズ化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
19
久々の鯨統一郎。原日本人、邪馬台国、柿本人麻呂、空海、信長、写楽、太平洋戦争の七つのテーマについて、ライターが歴史談義の中で異説を開陳するというしつらえ。かつての著者の作を読んだ時はもう少し面白かったはずなのに、というのが偽らざる感想。小説の形をとっている興趣が感じられないためか、驚きの説では根拠を示されているのもかかわらず、どこかトンデモ本の講釈を拝聴している気分になる。いくつかはなるほどそう来たか、と思える一方、驚きは少ない。世のフェイク・ニュースの蔓延のため、この手の本が楽しめなくなっているのかも。2024/10/26
ドットジェピー
5
面白かったです2024/10/09
agtk
3
またまた再読。写楽つながり。2025/01/07
ちゃあぼう
3
今回はいつものバーを離れて日本各地へ現場検証を行うような形でストーリが展開していく。今回のそれぞれの話ももっともらしく思え、真実とはその時代の当事者しかわからないものだろうと思えた。この作品ではお酒の説明(主にカクテル)が勉強になりました。スピンオフ作品もあるようなので、そちらも読んでみようかなと思います。2024/11/04
竜
1
ずっと前に読んだような、読んでないような…。 多少強引な解釈もあるけど、気軽に読めました。2024/12/19
-
- 和書
- 朱竜賦 徳間文庫