創元推理文庫<br> ミステリは万華鏡

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創元推理文庫
ミステリは万華鏡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488413095
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

作家・北村薫の歩む今日には、学生時代の先輩、憧れの作家、デビューしてから知己を得た盟友――同じくミステリを愛するひとびととの得難い出会いがあった。時にかれらは、著者も見過ごしていた原石の輝きを見付けだす〈名探偵〉に様変わりする。ひとつの真実へと向かう物語が、かくも多彩な輝きを放つ不思議。ミステリへの愛が詰まったエッセイを、録り下ろしの座談会や画家・大野隆司氏による描き下ろしの版画など付録いっぱいでお贈りします。

内容説明

作家・北村薫の生まれるまでには、学生時代の先輩、憧れの作家、デビューの後に知己を得た盟友―ミステリを愛するひとびととの得難い出会いがあった。時にかれらは、著者も見過ごしていた原石の輝きを見つけだす“名探偵”に様変わりする。ひとつの真実へと向かう物語が、かくも多彩な輝きを放つ不思議。ミステリへの愛が詰まったエッセイを、大野隆司氏の版画と贈ります。

目次

万華鏡とミステリ
では、まずお茶を
『瓶詰地獄』とその“対策”、そして―
忘れえぬ名犯人
『湖畔』における愛の生活とは
『ハムレット』をめぐって
文殊の知恵
名探偵たちとの遭遇
男の中の男
おたまりこぼしがない
日本、チャチャチャ
思わぬところから叔母の話になる
原典と新版
《73》の謎
仕事の鬼
三艇の駕籠

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を、2006年『ニッポン硬貨の謎』で第6回本格ミステリ大賞を、09年『鷺と雪』で第141回直木賞を受賞。16年、第19回日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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buchipanda3

114
本と日常の謎への偏愛ぶりをたっぷりと感じさせる読書エッセイを楽しめた。本作では著者の原点と言える少年時代に出会った数々の作品について語られている。中でも夢野久作、小栗虫太郎、久生十蘭あたりを興味深く読めた。いずれも未読だったが、短めの「瓶詰地獄」を慌てて読んで再び本作へ。作品をどう解釈してどう感じるかは千差万別。だが最初にあることは理屈よりも感じることなのだなと改めて思った。春風亭昇太さんの話も人生の滑稽さへの共感から立ち上がる。情だけでなく知恵のある解釈の楽しさも合点。あと大野隆司さんのネコ版画が良い。2021/09/21

タカギ

28
夢野久作、小栗虫太郎、久生十蘭、私には名前は知っていても読んだことのない作家だが、北村先生には若い頃に古書店などで作品を買い集めた作家である。取り上げられている作品はほとんどがそういった巨人たちのもので、エッセイが読んだ時期やその時の思考から派生しているのでそうなる。夢野久作の『瓶詰地獄』について自身の読み違いを反省しておられたけど、旧い作品て今よりずっと不親切だから、こういうこともあるだろうなと思った。だから良い解説は必要だし。特別収録の対談で明かされる版画の仕掛けが楽しい。2021/11/03

マッちゃま

17
博覧強記。そう言うと御謙遜されるんだろうが本書を読み始めて直ぐに自身の読書量や幅の少なさ狭さ努力の無さを思い知らされる北村氏がミステリを語るエッセイ。1つの物語も見方読み方捉えどころを転がしていくと、いろんなモノが浮かび上がってくる。深く掘り下げたり横に広がったり思いもよらぬ方向へ運んでくれたりもする。その全てには付いてはいけない…んだけど、読むしかないし読ませてくれる。それが面白かったりもする。僅かなネタバレも嫌う方は本書は読んじゃダメ。でも紹介されてる本全てを読んで此方も読むと面白くて堪らないだろな。2021/09/20

はるき

15
 北村先生の博覧強記ぶりに毎度シャッポを脱ぐ私です。2022/05/26

芙蓉

8
「瓶詰地獄」「黒死館殺人事件」などを未読のため該当する章は飛ばして読む。北村さんの「覆面作家」シリーズも読んだが記憶がないので一応用心の為に飛ばす。ミステリの本格の書物への愛。2022/02/28

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