創元推理文庫<br> 謎物語―あるいは物語の謎

個数:
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
謎物語―あるいは物語の謎

  • 北村 薫【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 東京創元社(2019/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 16pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 02時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488413088
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

子どもの頃に読んだ童話や昔ばなしに、スクリーンに映し出される奔馬の姿に、『吾輩は猫である』のなかの一文に――本格ミステリをこよなく愛する著者は、多岐に亘る読書や経験のなかから、鮮やかな手つきでミステリのきらめきを探りだす。当代随一の読み巧者が、謎を見つける楽しさ、そして解き明かす面白さを私たちだけにそっと教えてくれるミステリ・エッセイ。著者の創作の原点が詰まった初めてのエッセイ集を新たな装いで刊行します。

内容説明

子どもの頃に読んだ童話や昔ばなしに、スクリーンに映し出される奔馬の姿に、『吾輩は猫である』の一文に―本格ミステリをこよなく愛する著者は、多岐に亘る読書や経験のなかから、鮮やかな手つきでミステリのきらめきを探りだしては、私たちだけにそっと教えてくれる。当代随一の読み巧者が、謎を見つける楽しさ、そして解き明かす面白さを縦横無尽に綴ったミステリ・エッセイ。宮部みゆき氏が初刊に寄せた読者へのメッセージに加え、有栖川有栖氏による新解説を収録した新装版。

目次

まずは前置きとトリックについて
トリックについて(続き)わたしの好きな仕掛け
わたしの好きな謎解き―漱石と探偵達
手品趣味と意外性への郷愁
謎解きと物語
懺悔と叙述トリック
芥川の“昔”
魅せる踊り
夢をめぐって、そして夢の作風
先例、おそるべし
見巧者の眼
トリックと先例
トリックと先例(続き)
解釈について
解釈について(続き)

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を、2006年『ニッポン硬貨の謎』で第6回本格ミステリ大賞を、09年『鷺と雪』で第141回直木賞を受賞。16年、第19回日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
再刊であることは知っていましたが、てっきり昔読んだアンソロジーかと勘違いしていました。15回のミステリーに関するエッセイ集なのでした。15回という区切りが大学の授業のような感じでちょうどいいところですね。さまざまな小説からの引用がありそれを話題にしてなぞを解いていくような感じです。楽しめました。2019/12/17

buchipanda3

108
人を惹き付けるミステリの謎について語られたエッセイ集。著者の軽妙な語りと博覧強記ぶりに魅入られて至福の読書となった。どういった謎が魅力的なのかを様々なものから引用して示してくれるのだが、推理小説のみならず落語や手品、映画など幅広い分野から語られ、それがまた興味深いものばかり。何だか面白い講義を受けてるみたい。本格愛、小説の懐の深さ、印象深いトリックとは、種明かしと作家…。叙述の服部氏の随筆に思わず成程となり、子供の詩の文章による違いに唖然。読者としての解釈の冒険も興味深かった。さらにブックガイドにもなる。2019/12/01

のぶ

80
北村薫さんのミステリーに関するエッセイ。初出は20年以上前だが、古さは感じない。全体を通して、本に対しての愛情に溢れている内容だった。「吾輩は猫である」の中の一文にミステリーを導き出したり、普段何気なく読んでいる本に関して踏み込んでいて楽しかった。その中でも本格ミステリーについてはかなりこだわって語られていた。文章自体はやや硬く内容も難しい部分も感じられた。北村さんは他にも本に関するエッセイを出しているが、ミステリーを読みたくなる一冊だった。2020/01/23

kokada_jnet

60
北村薫先生の謎解き話分析の連作エッセイ。叙述トリックにふれた章で(P.81)、悪趣味映画の鬼才ジョン・ウォーターズの監督作品『シリアル・ママ』について言及しているが。先生の思ったとおりに展開してくれない残念な作品としての紹介。北村先生にしても、ジョン・ウォーターズのことはご存じなかったようだ。2024/04/20

チアモン

53
ミステリに関する北村薫氏のエッセイ集。北村氏はこよなくミステリを愛していることがひしひしと伝わってきた。20年以上の前の作品だったんですね。私もミステリは好きでよく読んでいるが、こんな読み方、見方もあるんだと考えさせられた。まだまだ甘ちゃんだな、私はと思いながら読み終えた。これからもミステリを追い続けて行きたいと思える内容でした。2020/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14577371
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。