内容説明
労働争議に揺れる東和紡績の常務令嬢敦子と、労働組合副委員長の鳴海は恋人同士。さながらロミオとジュリエットだが、社長の死を契機に労使間は雪融けを迎えつつあり、二人の春も遠くはない。その気分も手伝ってか、敦子は社長殺しの一件を探偵しようと提案。怪しいと目星をつけた灰原秘書のアリバイ捜査に赴いたバー『ブラックスワン』で、鳴海は事件の鍵を握る人物と出遇う。第13回日本探偵作家クラブ賞受賞作。
著者等紹介
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
東京生まれ。『黒い白鳥』『憎悪の化石』で第13回(1960年)日本探偵作家クラブ賞受賞
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感想・レビュー
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yucchi
29
いやぁさすがっすね鮎川氏! 時刻表が出てきた時点で自分で解決しようなどという事はあっさり放棄したわけだが、エピローグの鬼貫刑事の話には素直に(*゚.゚)ホ・(*゚。゚)ホーーッ!!っと感心してしまった。1つの章が短く、それでいて話に引き込まれるので、本の厚さのわりにあっという間に読了。2015/01/05
coco夏ko10角
23
鬼貫警部シリーズ。今作のアリバイ崩しもすご…。電車トリックのアレは単純だけど思いつかなかったし、犯人はうまくやったなぁ。しかしそれでも鬼貫警部には。有栖川有栖の解説も熱い。2018/09/30
☆エンジェルよじ☆
17
うーん相変わらず面白かった。地方刑事の頑張りと鬼貫警部の粘りですね。2つの電車を使ったトリックを見破るんですね~^新幹線や将来走るかもしれないリニアモーターカーではできないトリック(笑)2011/07/13
豚羊於間抜
10
時刻表のトリックはおもしろかったが、それ以上に1950年代の日本の風俗がいろいろと知れて興味深く味わい深かった。2026/01/19
ホームズ
9
鬼貫警部シリーズ。今回はメインのトリックもサブのトリックも電車を使ったもの(笑)正直苦手な展開ではありましたが楽しめました(笑)鬼貫警部もがんばっていましたが今回は地方の刑事さん達の頑張りも(笑)最後は少し強引な気もしましたが楽しめました(笑)鬼貫警部シリーズも持っているのはだいぶ読んだな~(笑)後どれくらいあるんだろうか(笑)2011/01/06




