創元推理文庫<br> 11枚のとらんぷ (新装版)

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創元推理文庫
11枚のとらんぷ (新装版)

  • 泡坂 妻夫【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 東京創元社(2023/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488402297
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この作品は、作家がその筆で技巧を巡らせた
探偵小説でもあり、奇術家が観客の心理を
巧みに操って演じた奇術でもある――相沢沙呼(解説より)

華麗なるトリックで魅了する傑作長編、新装版で登場!

奇術ショウの仕掛けから出てくるはずの女性が姿を消し、マンションの自室で撲殺死体となって発見される。しかも死体の周囲には、奇術小説集「11枚のとらんぷ」で使われている小道具が、毀されて散乱していた。この本の著者鹿川は、自著を手掛かりにして真相を追うが……。奇術師としても高名な著者が華麗なる手捌きのトリックで観客=読者を魅了する、泡坂ミステリの長編第1弾! 解説=相沢沙呼

内容説明

奇術ショウの仕掛けから出てくるはずの女性が姿を消し、マンションの自室で撲殺死体となって発見される。しかも死体の周囲には、奇術小説集「11枚のとらんぷ」で使われている小道具が、毀されて散乱していた。この本の著者鹿川は、自著を手掛かりにして真相を追うが…。奇術師としても高名な著者が華麗なる手捌きのトリックで観客=読者を魅了する、泡坂ミステリの長編第1弾!

著者等紹介

泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年東京生まれ。奇術師として69年に石田天海賞を受賞。75年「DL2号機事件」で幻影城新人賞佳作入選。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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カノコ

28
奇術ショウの最中に姿を消した女性が、自室で他殺死体で見つかる。現場には、奇術小説「11枚のとらんぷ」に登場する小道具が散乱していた。作中作にかなりの紙幅を割かれているが、これが面白い。奇術クラブの面々の人となりが分かるだけではなく、短い話の中にしっかりオチが利いていて流石の手腕。しかし何と言っても解決パートが凄い。事件とは関係のない描写が多いと感じさせておいてからの(しかし退屈ではない)、怒涛の伏線回収。プロ奇術師でもあった著者の強みが存分に発揮されたデビュー作。人を騙すことに長けすぎている。名作。2024/08/03

だるま

17
殆ど図書館本を利用だが、これは購入、再読。国内ミステリでは私の生涯のベスト5に入る大傑作。装丁と解説が変わっただけで小説自体は以前のままだけど、このシンプルな表紙はとても合っていると思う。内容は素人マジシャングループの公演中に起こった殺人事件。その顛末が第1部と第3部で描かれ、間の第2部は奇術に関連したショートショートミステリ。このショートショートだけでも非常に面白いのだが、何故中間に入れたかの意味が分かった時には愕然とした。泡坂マジックに完全にヤラれた。これ以上、伏線の出し方の見事な作品を私は知らない。2023/12/02

ひろ

16
著者の長編デビュー作であり、マジシャンのバックボーンが存分に盛り込まれている。相手を欺くミスリーディングなど、ミステリとマジックの共通点は多いとは思っていたが、本作では高い次元で融合している。物語全体の構成も楽しく、1部では主要人物たちのマジックショーが描かれる。ハプニングを交えつつの状況は文章だけでも楽しい。事件が発生し、関連する作中作が2部に置かれる。全11編でマジックのタネを紹介するのだが、ここ単体でもとても面白い。3部で至るところに隠されていた伏線が回収される。解決パートの畳みかけには圧倒された。2024/08/03

有理数

12
奇術と本格推理の見事な融合。奇術ショーの最中に起こった殺人事件と、作中作『11枚のとらんぷ』が絡み合い、鮮やかな推理で真相を手繰り寄せる。正直、作中作は、最後に綺麗に推理と結びつくとはいえ冗長に感じ、奇術そのものもビジュアルでイメージしづらく、また登場人物が覚えづらい、といった点で読むのに少し苦労したが、第Ⅲ部の華麗な推理はとにかく満足度が高い。特に何の疑問も抱かなかったものに、別の角度で光が当たると、急激に面持ちを変え、点が線となる。本格推理の醍醐味。面白かった。2024/01/09

yuui

12
なるほど!伏線回収が面白いマジックのミステリでした🃏あの短編いるんかなと思ったけどしっかりと入りましたね😚 1部2部3部と何もかもが上手で綺麗でした📚 ミステリって面白いなと改めて思わせてくれる本でした🤗2023/12/13

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