出版社内容情報
医療観察法施行15年を経て、最新事情をふまえた第2版補訂版!
「医療と福祉の法律」の基本性格を明らかにしつつ、重要論点を36のQ&Aによってわかりやすく詳述。
内容説明
医療観察法施行15年を経て、最新事情をふまえた第2版補訂版!「医療と福祉の法律」の基本性格を明らかにしつつ、重要論点を36のQ&Aによってわかりやすく詳述。
目次
序章 心神喪失者等医療観察法の概要
第1章 医療観察法に関与する者
第2章 検察官申立てによる審判手続(当初審判)
第3章 指定入院医療機関に入院中の対象者の立場
第4章 指定通院医療機関に通院中の対象者の立場
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
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医療観察法を概観すると、①審判段階(検察官からの申し建てにより入院・通院・府処遇のいずれかを決定する審判)と②処遇段階(入院または通院)に分けて制度を見ると理解しやすい。①では、心神喪失・心神耗弱で不起訴または無罪が出た場合、検察官が義務として申し建てを行う。それに対して裁判官と精神保健審判員(精神科医)の二人(補助として精神保健参与員がつく)で、法律によって対象者を医療を受けさせる必要があるか否かを判断する。で、本を読むとこちらの方が法律上はメインっぽい。②は治療を受ける義務や治療者の行為の制限など。2022/10/29