創元推理文庫<br> 泡坂妻夫引退公演 手妻篇

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創元推理文庫
泡坂妻夫引退公演 手妻篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488402235
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。その最後の贈り物である作品集を、二分冊にした文庫化でお届けする。手妻篇は、辛辣な料理評論家を巡る事件の謎を解く「カルダモンの匂い」ほか、ヨーガの達人にして謎の名探偵・ヨギ ガンジーが活躍するミステリシリーズ、酔象将棋の名人戦が行われた宿で殺人が起こる、単行本刊行後に発見され初書籍化となる「酔象秘曲」、マジシャン同士の心の機微を描く「ジャンピング ダイヤ」ほか、マジックショップ・機巧堂を舞台にした奇術もの、住人が次々と死んだマンションの一室で交霊会を行い、真実を暴く戯曲「交霊会の夜」など13編を収録。

内容説明

ミステリ界の魔術師・泡坂妻夫。その最後の贈り物である作品集を、二分冊に文庫化してお届けする。『手妻篇』には、辛辣な料理評論家を巡る事件の謎を解く「カルダモンの匂い」ほか、ヨーガの達人にして謎の名探偵・ヨギガンジーが活躍するミステリシリーズや、酔象将棋の名人戦が行われた宿で殺人が起こる、新たに発見された書籍初収録短編「酔象秘曲」など名品13編を収録する。

著者等紹介

泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

96
ヨギ ガンジーの未完の作、惜しかったな。幕間のショートショートもなかなか良い。特に「絶滅」が。青瀬氏が語り手の奇術の章が興味深かった。検索して、動画で確かめながら読んだ。ジャンピングダイヤ知らなかったな。クリスティもカーもクイーンも戯曲を手がけているが、日本の作家はそう多くない。現代なら恩田陸さんくらい?「交霊会の夜」はサンサの出来によるかな。小道具係さんの腕の見せ所。2019/08/15

nemuro

49
帯には「本格ミステリ、マジックを愛した騙しの名人。巨匠によるラストステージ!」とあって<ヨギ ガンジー>シリーズほか、名品13編を収録。2012年に刊行された単行本に「酔象秘曲」を加えて二分冊に文庫化した第二幕<手妻篇>。どれも良いが戯曲・「交霊会の夜」が特に面白かった。新保博久氏による、膨大なる「著作リスト」が巻末に整理されているのも嬉しい。2009年の没後も、特に近年、各社から続々復刊されていて、直近8年分の購入本を収めた本棚にもしっかり17冊(うち富良野に住んでからの4年間で14冊)が鎮座していた。2021/04/10

hnzwd

32
泡坂妻夫の未収録短編集。こちらは手品絡みのものが多め。ヨガガンジーのラストは色々考えさせられました。2019/05/31

geshi

32
ヨギ・ガンジーものはいつもの三人がとぼけたやりとりをしてくれるだけで楽しい。グルメブームをおちょくったユーモアの『カルダモンの匂い』。泡坂先生らしい忍ばせた心理的伏線が光る『未確認歩行原人』。『酔象秘曲』は大将棋と殺人事件とがうまく繋がってないプロトタイプではある。機巧堂シリーズはマジシャンの内幕を描く日常ミステリとして延々と続いていく感じが良い。『交霊会の夜』はお得意の奇妙なキャラクターと心霊番組の内幕の可笑しいやりとり。トリックだけでは弱いのを上から乗っけた印象。2019/04/29

タカギ

30
〈ヨギ ガンジー〉シリーズから小説家にしてアマチュアマジシャンの青瀬勝馬のエッセイのようなシリーズ、戯曲まで、バラエティ豊かな全13編。箱入りの単行本には未収録だった『酔象秘曲』も入っている。戯曲『交霊会の夜』が好き。新保博久氏の解説で青瀬勝馬の名前の由来が知れて楽しかった。巻末に著作リストがついている。『亜智一郎の恐慌』読みたいけど、ないんだよな〜。2020/06/07

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