創元推理文庫 日本ハードボイルド全集 7<br> 日本ハードボイルド全集〈7〉傑作集―COLLECTION OF JAPANESE HARDBOILED STORIES

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創元推理文庫 日本ハードボイルド全集 7
日本ハードボイルド全集〈7〉傑作集―COLLECTION OF JAPANESE HARDBOILED STORIES

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  • サイズ 文庫判/ページ数 688p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488400279
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

全集、完結!!
超有名作から埋もれた逸品まで
日本ハードボイルド史を彩る
16の短編を収録したアンソロジー
巻末解説 編者三名の書き下ろし「日本ハードボイルド史」概説

〈日本ハードボイルド全集〉最終巻は、一作家一編で厳選したアンソロジー。大坪砂男の探偵作家クラブ賞受賞作「私刑」にはじまり、片岡義男、小泉喜美子、小鷹信光など翻訳者としても功績のある人々の珠玉編、さらには稲見一良のデビュー作「凍土のなかから」や高城高の文庫全集未収録短編「骨の聖母」等の入手困難だった逸品まで全16編を収録。解説として編者三名の書き下ろしによる「日本ハードボイルド史」概説を収め、有終の美を飾る。

■目次
大坪砂男「私刑(リンチ)」
山下諭一「おれだけのサヨナラ」
多岐川恭「あたりや」
石原慎太郎「待伏せ」
稲見一良「凍土のなかから」
三好 徹「天使の罠」
藤原審爾「新宿その血の渇き」
三浦 浩「アイシス讃歌」*書籍初収録
高城 高「骨の聖母」*書籍初収録
笹沢左保「無縁仏に明日をみた」
小泉喜美子「暗いクラブで逢おう」
阿佐田哲也「東一局五十二本場」
半村 良「裏口の客」
片岡義男「時には星の下で眠る」
谷 恒生「彼岸花狩り」
小鷹信光「春は殺人者」*書籍初収録
 *
日下三蔵「日本ハードボイルド史〔黎明期〕」
北上次郎「日本ハードボイルド史〔成長期〕」
杉江松恋「日本ハードボイルド史〔発展期〕」

内容説明

“日本ハードボイルド全集”最終巻は、一作家一編で厳選したアンソロジーをお届けする。大坪砂男の探偵作家クラブ賞受賞作「私刑」を巻頭に、片岡義男、小泉喜美子、小鷹信光ら翻訳者としても名高い人々の珠玉編や、笹沢左保、藤原審爾といった流行作家のシリーズもの、さらには高城高の全集未収録短編など全16編に加え、編者書き下ろしの「日本ハードボイルド史」概説を収録。

著者等紹介

北上次郎[キタガミジロウ]
1946年東京都生まれ。明治大学卒。評論家。2000年まで「本の雑誌」の発行人を務める。2023年没

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年神奈川県生まれ。専修大学卒。書評家、フリー編集者

杉江松恋[スギエマツコイ]
1968年東京都生まれ。慶應義塾大学卒。書評家、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

18
全集もいよいよ最終巻。この全集で出会えた作家もたくさんいます。楽しめる全集でした。「傑作集」の名に恥じない玉揃いのアンソロジーで大満足です。「ハードボイルド」という言葉から受ける印象はひとそれぞれだと思いますが、どの作品にも「それ」としか呼びようがないそれを感じます。それでも一般的なイメージからしたら、異色と呼ばれかねない小泉喜美子「暗いクラブで逢おう」が個人的に一推しでした。この抑制されたセンチメンタリズムはハードボイルドの名にふさわしいものと思います。2023/11/19

もえたく

18
2023年1月に逝去した北上次郎氏が企画した全集。巻末にある「日本ハードボイルド史」目当てで購入。北上氏の『冒険小説論 近代ヒーロー像100年の変遷』と同じように、楽しみが増えてワクワクさせられます。短編としては、稲見一良『凍土のなかから』がお気に入り。『セント・メリーのリボン』読み返したくなりました。2023/10/20

ツキノ

15
2023年9月発行。「片岡義男」で検索していてみつけた。全集の最終巻。この全集を企画し編者でもある北上次郎氏が1月に亡くなっているが「日本ハードボイルド史」のリレー解説「成長期・1980-1990年代」は生前に書き上げていたとのこと。2023/11/29

Tatsuo Ohtaka

6
16人の短編と、3人の編者による「日本ハードボイルド史」が収められた。編者の一人北上次郎の遺作評論が読めるのはありがたい(未完に読めるが)。収録作ではやはり、阿佐田哲也「東一局五十二本場」が大傑作。他も名作揃い。必読!2023/10/08

Schunag

5
フェイバリットは片岡義男。「ドライ」と括り得る触感が、局面局面に応じてユーモアと酷薄と詩情の間で揺れる。この著者に一巻あてられていてもよかったように思うが、ハヤカワで選集が出たために見送られたか。あるいは同様に必須のはずの矢作俊彦のように収録に至れない事情があったか。個人的には、片岡同様ジャンルライティングから距離のある、小泉喜美子、石原慎太郎、阿佐田哲也に惹かれた。犯罪小説としては、昭和の匂いに満ちつつも「無敵の人=インセル」的な虚無と憎悪を描き切った藤原審爾作品の現代性/普遍性にも震えた。2023/12/30

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