出版社内容情報
相次ぐ学校での事件に、スティヴィは家に連れ戻されてしまう。せっかく念願だった過去の事件の再捜査も進んできたところなのに。そこに上院議員のエドワード・キングが息子のデイヴィッドを密かに監視してくれるなら、学校に戻れるように両親を説得すると言ってきた。他に手はなく、引き受けたスティヴィだったが、学校ではさらなる事件が……。天才を集めた学校で起きる事件に挑む少女探偵スティヴィの活躍を描く、シリーズ第二弾。
内容説明
家に連れもどされたスティヴィに、上院議員のキングが意外な提案をする。息子のデヴィッドを密かに監視してくれるなら、学校に戻れるようにしてやると言うのだ。デヴィッドに嘘をつくことに気が咎めつつも、他に手はなく引き受けたスティヴィだったが、学校ではさらなる事件が待ち受けていた。天才を集めた学校での事件に挑む少女探偵スティヴィの活躍を描く、シリーズ第二弾。
著者等紹介
ジョンソン,モーリーン[ジョンソン,モーリーン] [Johnson,Maureen]
1973年アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。コロンビア大学で創作と演劇を学び、創作でMFA(美術学修士号)を獲得。YA小説を数多く執筆、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家の仲間入りを果たしている。現在はニューヨーク在住
谷泰子[タニヤスコ]
和歌山県生まれ。1987年大阪大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほちょこ
35
話が煮詰まってきた。そしてまだ続こうとしているけれど、すでに過去の事件の結末が見えつつある。学校の敷地見取り図は添付されてるが、どちらかというと、地下通路の見取り図と建物内の見取り図が欲しいのである。完結編、早く出してもらわないと、また物語を忘れそう。2021/03/26
えむむ
20
2作目読了。昔の方はまあまあそんな感じかと思ってたけど、今の方はまだ?あの人だったらショックだな~。ジュブナイルとしても面白いので、のんびり読むことにした。10代の気持ちのジェットコースターがなつかしく微笑ましい2024/05/28
くろき
12
前回に比べてミステリー色が少し強まって、スティヴィの天才探偵感が増したのがよかったです。過去編の解決と現代編の事件進展がうまくなされてて、まさに第2巻、the 物語の中盤という感じ。第1巻よりも内容濃いめで、第3巻も読まなければ!と駆り立てる魅力があります。かわらず、話も読みやすく、キャラの良さもあるので長いけどスラスラいけます。次も読む!2022/01/10
Naoko Takemoto
11
天才探偵?あとがきにちらっと書いてあったが、エリンガム・アカデミーに集まる子女達はある意味コミュ障で、天才というよりオタクが過ぎているようだ。面倒くさくて青臭い連中であまり好きになれない。たかが物語、こんなところに目くじら立てても仕方ないか。全体的に無駄が多い印象は否めず、長すぎ。読んでいて何度も嫌気もさした。事件は少し進展はあったがすっきりせず2巻目終了。エリンガムの失踪の謎より、上院議員のエドワード・キングが小娘ステイヴィに固執する意図のほうが興味がある。息子のことだけだろうか?2021/03/01
入江大和
5
過去の事件が少しずつ真相に近付いているのに、現実の世界では謎が深まるばかり。めんどくさいデヴィッド、不思議と頼りになる(心理的に)ネイトと(物理的な)ジャネル、怪しいエドワード・キングと(呼ぶときは)チャーリーと登場人物は様々。アリスの運命が知りたいので最終巻へ。2022/03/14