出版社内容情報
探偵の“レミング”は走っていた。カフェでいきなり見知らぬ男に絡まれたのだ。路地裏に逃げ込むと、両手に白手袋をつけ、ピストルを握った男に出くわした。白手袋の男は、なんとカフェから“レミング”を追ってきた男の顔面を撃った。自分の目の前で起きた銃撃に、殺人の濡れ衣をきせられかねないと思ったレミングは、真相を暴くため被害者が働いていた天国(ヒンメル)通りにある療養所に潜入する。だがそこでさらなる殺人が……。ブルグドルファー・ミステリ大賞受賞作!
シュテファン・スルペツキ[シュテファン・スルペツキ]
著・文・その他
北川和代[キタガワカズヨ]
翻訳
内容説明
元刑事の“レミング”はある日カフェで見知らぬ男に絡まれる。店を出て路地に逃げ込むと、そこには白い手袋をつけピストルを握った男が。白手袋の男は、“レミング”を追ってきた男の頭を撃ち、なぜかピストルを“レミング”に持たせて立ち去った。このままでは殺人犯にされてしまう!“レミング”は真相を突き止めるため、被害者が働いていた療養所に患者として潜入するが…。
著者等紹介
スルペツキ,シュテファン[スルペツキ,シュテファン] [Slupetzky,Stefan]
1962年オーストリア、ウィーン生まれ。ウィーン美術アカデミー卒業後、美術および音楽の教員を経て、1991年に作家、イラストレーターとして独立する。数多くのミステリや児童文学を発表、舞台脚本も手がける。また、バンドを結成し音楽活動も行なっている。2004年刊行の『探偵レミングの災難』はドイツ推理作家協会賞新人賞(フリートリヒ・グラウザー賞)を受賞
北川和代[キタガワカズヨ]
ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。