創元推理文庫<br> エドウィン・ドルードの失踪

創元推理文庫
エドウィン・ドルードの失踪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488289010
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ベーカー街に奇妙な依頼人が訪ねてきた。年齢不詳のその男は、一年前の嵐のクリスマス・イヴ以来、甥が行方不明なのだと訴える。興味を持ったシャーロック・ホームズは現場に赴くが、そこに待っていたのはなんとも意外な事態だった…。文豪ディケンズが遺した未完の書『エドウィン・ドルードの謎』の真相に名探偵ホームズが挑む。絶妙の着想が光る、異色の贋作ホームズ譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

16
『エドウィン・ドゥールドの謎』を読んでから読みなおし(笑)『エドウィン・ドゥールドの謎』のあとがきに書かれていたディケンズの構想通りになってるんですね。事件の結末はもう少しひねりがあっても良かったかな。2012/12/05

鐵太郎

11
ディケンズの物語から約25年後、シャーロック・ホームズの元にこの事件が持ち込まれた、と言うのがこの本です。ディケンズを意識して、ユーモアをちりばめた楽しい、しかし時々どきっとする洒脱なミステリに仕上がっていると思います。後半のどんでん返しもなかなかよろしい。ホームズの手腕がさえますが、最後はいささか悲劇的です。

ぱせり

11
『エドウィン・ドルードの謎』に、ホームズとワトソンが挑む!という魅力的なセッティングにワクワク。気になっていた未完のミステリの続きを読めておおいに満たされたはずなのに、一方で、謎が謎でなくなるのは寂しいものでもあると思っている。なんという我儘であろうか。 2014/07/06

viola

8
ディケンズの未完の書『エドウィン・ドルードの謎』の事件になんとシャーロック・ホームズが挑むというパスティーシュ作品。これまた結構な面白さ!細かいところまでホームズっぽく仕上がっている、よくできた作品です。解説は『エドウィン・ドルードの謎』の翻訳者 小池氏。間違っても失踪から先に読まず、謎から読みましょう。2012/07/05

有沢翔治@文芸同人誌配布中

5
ベイカー街に音楽教師、ジョン・ジャスパーが訪れる。甥のエドウィン・ドルードが失踪したので、探してほしいという。しかし、事件は一年前だった。ディケンズの遺作「エドウィン・ドルードの謎」を精読した上で、ホームズが解決するという趣向を取っている。ホームズへはもちろん、小説への愛情が窺えるパスティーシュ。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51536918.html2022/11/16

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