創元推理文庫<br> ウェッジフィールド館の殺人

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創元推理文庫
ウェッジフィールド館の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488286088
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

イギリスの領主屋敷に優雅に滞在のはずが、
館の使用人が車の運転中に事故死
しかも、叔母がかつて恋仲だった
館の主人に嫌疑がかかり・・・・・・
アガサ賞受賞シリーズ第2弾

ジェーンは英国の領主屋敷に滞在していた。一緒に旅行している叔母が館の主である男爵とかつて恋仲で、ふたりの間に生まれた娘が男爵の養女になっていたのだ。そんな館の使用人が車の事故で死亡した。スピードの出しすぎらしいが、ブレーキを踏んだ跡はない。娘の身を心配する叔母に頼まれたジェーンは、密かに事件を調べ始める。だが怪しい人影が目撃されるなど不審な出来事が続き……。アガサ賞デビュー長編賞受賞シリーズ第二弾。

内容説明

ジェーンは英国の領主屋敷に滞在していた。一緒に旅行している叔母が館の主である男爵とかつて恋仲で、ふたりのあいだに生まれた娘が彼の養女になっていたのだ。ある晩、館の使用人が主の車で衝突事故を起こして死亡、車を調べてみたところブレーキが細工されていた。娘の身を案じる叔母に頼まれ、ジェーンは事件を調べはじめる。アガサ賞最優秀デビュー長編賞受賞シリーズ第二弾。

著者等紹介

ノイバウアー,エリカ・ルース[ノイバウアー,エリカルース] [Neubauer,Erica Ruth]
11年間を軍隊で、2年間を警察官として、その後1年間を高校の英語教師として過ごしたのち作家となる。デビュー作『メナハウス・ホテルの殺人』でアガサ賞の最優秀デビュー長編賞を受賞

山田順子[ヤマダジュンコ]
1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

292
一作目のレビューでは、この時代設定である意味がないというようなことを書いた。しかし、二作続けて読むと作者なりの狙いもあったのかと考え直した。あえて現代的な価値観をこの年代に落としこんで新鮮に見せたかったのかと。問題は、事件の本筋に上手く絡めて料理できていない点。そこが上手く噛み合った作品をものにできれば化けそうな予感もある。で、肝心の中身は、今回は『グリーン家殺人事件』を彷彿。犯人のとある行動や、仕掛けも何もないヴァン・ダインっぽい作風が原因。ミステリとしてもロマンスとしてももう少しがんばってほしい。2024/03/13

yukaring

59
英国の領主屋敷を舞台に若くして寡婦になった女性ジェーンが大活躍するコージーミステリ。『メナハウス』に続いて2作目だが前作よりもテンポがよく登場人物達のキャラもわかりやすくてサクサクと読みやすい。叔母の元恋人の屋敷に滞在中のジェーンとミリー叔母だが、館の使用人が車で衝突事故を起こして亡くなってしまう。そして警察の調べによるとなんとブレーキに細工が施されていた!誰を狙ったものなのか?館の人間関係に不穏なものを感じたジェーンは早速事件の背後について調べ始める。アクションありロマンスありの気楽に楽しめるミステリ。2023/09/14

BECHA☆

10
メナハウス・ホテル続刊。叔母に連れられ英国のマナーハウスに滞在中のジェーン。複葉機の操縦にチャレンジ!? そして事件発生。何故かやってくるレドヴァース(笑)。登場人物みんなの恋の行方と事件の関係に警部さんまで加わってどこへ着地するのか、なかなか見通せず物語に引き込まれました。 2024/02/10

くろねこ

9
ジェーンシリーズ2作目! あの叔母のかつての恋仲である男爵の館へ滞在する今作。 ミリー叔母は相変わらずの気分屋で、なぜか今回もちゃっかり現れるレドヴァースと、そのレドヴァースに惹かれながらも過去のトラウマから煮え切らないジェーン。 個人的にロマンス部分は求めてないんだけど…まぁあってもいいかなレベルなのでシリーズの次巻も楽しみ☺️2023/10/25

rara

6
前作よりも楽しく読めました。いい雰囲気になったレドヴァースとの別れのシーンがかっこよくて好きだったのに、あっさり今作も登場して…続くんだぁーってなりました笑 次作もあるようなのでロマンスの方も少しづつ進展する感じなんですね。好きなタイプの主人公なので楽しみなシリーズになりました。2023/10/23

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