内容説明
母の遺品整理中にモーリーン・シャンドという女性の日記帳を見つけたエイミー。一見平凡なその記述に違和感を覚えた彼女は、モーリーンについて調べはじめる。だが、18年前にシャンド家で起きた殺人事件のことを知り、モーリーンの母や姉とじかに接触を持った直後から、エイミーの身辺では不審な出来事が相次ぐ。事件はまだ終わっていないのか?幾千もの嘘が彩る悲劇の真実とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
H
2
解説を先に読んでおけば…と後悔。 逃げ場もなく終わりもないと思える恐怖はどれほどの絶望だろうか。正気をなくすのを誰も責められない。[他人の生活に干渉しないという礼儀や嫌悪感、羞恥心、社会的タブーにつけこんでいる……。]異常さを自覚してる犯罪者に戦慄を覚えた。フィクションだと割り切れない所がまた怖い。2021/12/23
入江大和
1
過去の読書記録より記載。2011/11/02
Tomio
1
おせっかいな主人公。 しかしそのおかげで真実が明らかに。 シーラは嘘をつく必要はなくなるし、よかったね、というところ。 エイミーのお父さんは掻き回すだけの存在でしたね。けど嫌いじゃない。 エイミーの隣人は普通に良い人で拍子抜けた。 ドレイクさんは気の毒。2020/11/27
じょえる
1
日記の秘密もの。重たいけどなんか物足りないかな。2008/09/09
きうりっち
0
読み始めてこれは読んだ本だと気づいた。でも、まあ細部は忘れていたのでもう一度読み直す。ドメスティックヴァイオレンスのよくある話だが、だからといって平気で読めるものでもない。やっぱり不快感が強い。ただ、ヒロインは自分で解決に踏み出したので、その意味ではやや救いがある。もう一人のヒロイン、レポーターのほうは、もうひとつ魅力に乏しい。生い立ちは特異な性格の母親に育てられてけっこう複雑なのにそういう陰がないのがいいのか悪いのか軽薄な印象でちょっと雰囲気にあっていないように思う。2014/12/27




