内容説明
時は未来。限定核戦争後の米国で一人の青年が私立探偵の看板を掲げた。待望の依頼人が現われたのは、うすら寒い十二月のある日。持ちこまれたのはとてつもなく風変わりな内容の相談だった。自らをさる生物学者のクローンと信じる依頼人は、その生物学上の父親を捜し出したいというのだ…。夢と現実の狭間に揺れる若者の葛藤、そして成長。胸がつまる青春ハードボイルドの逸品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
38
          
            核戦争後のボストンで探偵家業を始めたウォーリーに来た依頼はある博士を探して欲しいとの話なのだが…。SF設定の物語は愛の物語でありました。そして女に愛されても騙されても溺れないウォリーが爽やかに硬い。佳作な本書です。2024/12/10
          
        けいちゃっぷ
7
          
            意外に拾いものでした。きれいにまとまっていますし、主人公である青年の成長物語のようでもあります。419ページ2010/04/23
          
        sugimo2
4
          
            舞台はSF、仕立てはミステリだけど、味わいは青春小説。異色な組み合わせに身構える気持ちを心地よく裏切ってくれる佳品。2009/05/10
          
        toco
2
          
            架空の未来の話なのに設定が割とリアルで入り込みやすかったです。主人公もかっこよかった。2012/09/28
          
        

              
              
              
              

