創元推理文庫
正義の裁き〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488282127
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

クリスは謎めいた少年だった。魅力的な容姿、穏やかで抑制されたふるまい。犯罪歴はなく、18歳にして自分で生計をたてている。だが、身辺を調べるうちに、意外な事実が明るみに出た。クリスはマフィアの首領の息子だというのだ。弁護士に護られ、嘘発見器をパスしてのける少年。だが、デッカーの発見がその自制心を突き崩した。若さゆえの情熱と、哀しくも歪んだ愛を描く問題作。

著者等紹介

吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
このシリーズで、長いなと感じたのは初めてだわ。ちと合わなかった…。デッカーさんファミリーとマージの登場が、あたしには大事なのかも。2024/06/29

ほちょこ

16
最後までソワソワ(ドキドキではない)した。カエルの子はカエル、の結末と言ってしまうとそれまでだが、なかなかもつれ合う糸がほぐれない謎解きだった。だんだん、デッカーの正義の味方っぷりが鼻についてきたのは気のせい?2016/04/13

bapaksejahtera

14
同級生殺害の容疑者であるマフィアの息子と、飛び級した秀才美人女子高生との濃厚で長い恋愛劇の続く上巻。調子の悪い時ならこの下巻は放棄した処だが、巻が替り俄然頁が進む。女子高生の出番の段落だけ突然彼女の一人称になっている事に気が付き、そういえば毎回の相棒、女傑マージも不在な作品。息子は故殺を認め収監。気持ちの収まらぬ主人公刑事は私的捜査に進む。上巻の殺人事件と類似手口の殺人発生を掴み、強い映像記憶力の持ち主である息子提供の似顔絵を手に隣の管区へ。結局は意外な結末のてんこ盛り。少し残念な幕切れに少々落胆したが。2025/02/08

Koning

6
で、後半なのだけれど、一応ね。前半の終わりで片が付いたように見えつつさるきっかけで再度時間外調査ですよ。別の署でなんか外されちゃった人とかその事件を担当した黒人婦人警官とか例によって差別問題とか絡めつつだだだーっとエンディングへ。しかし、なんというかやりきれないけれど、デッカー家は平常運転ですって感じ?2012/11/18

じょじょ

5
うわぁ。後味悪っ。無事でいられる事を祈るのみ。生まれつきサイコパスなのか?育ちがそうさせるのか?毎回謎。生まれつき説がDNAの研究で証明されたけれど ならない人はならないし 生まれは普通でもなる人はなるし。警官やFBIなどに勤めてる人が病むのはわかる気がする。2024/02/25

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