内容説明
好評を得た『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』につづいて気鋭の女流が贈る、正調贋作第二弾。ミュージックホールを舞台にした不可能犯罪物「ハマースミスの怪人」、若き日のホームズが潜入捜査を敢行する「ロシアの老婦人」、ハメルンの笛吹き男を名乗る人物が英国全体を人質にとる「スマトラの大鼠」など、ホームズ譚の妙趣を心ゆくまで味わえる、謎と推理の一級品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(≧▽≦)
97
シャーロック・ホームズ大好きな著者が如何にも続きのように振る舞って書いた二作目の本。ワトスン博士が書き記した文書を子孫が金庫で見つけましたよ！設定！なので、結局は、シャーロック・ホームズ全部読んで、一作目読んでからの方が良かった〜(；´Д｀)超失敗！この本は超ラスト的な本。再読あるある(¯―¯٥)2019/11/15
Die-Go
45
一人シャーロック・ホームズ祭り第16弾。ジューン･トムスンによるパスティーシュ第2作。短編集。再読。前作「秘密ファイル」同様、聖典に準じた格調高い内容。聖典を読み終わってしまって、行き場のない寂しさを癒すにはもってこい。★★★★☆2016/04/20
本木英朗
25
世界一の名探偵こと、シャーロック・ホームズの長編のひとつである。……と言ってもコナン・ドイルではなくて、ジェーン・トムスンだけれど、それはまあ置いといて。これもやはり20回近く読んでいるのだが、今回も本当に超凄かったよね、うん。中でも俺的には、「パラドールの部屋」＆「ハーレー街の医師」の二つがよかったなあ！ まあ、みんなと言えばみんなだと思うけれどさ！ 大満足でした！！2023/05/14
ホームズ
16
久々に再読。やはりこのジューン・トムスンのシリーズは良いな～（笑）原作の雰囲気が良く出ていて好きですね（笑）こんな感じのパスティーシュならもっと読んでみたくなるな～（笑）2012/11/07
ぽま
13
トムスン女史による、語られざるホームズ譚・第二弾。『メイプルステッドのマグパイ』を除き、全て正典中でなんらかの言及のある事件を元にしている(尤も、『マグパイ』も前作と関連の深い話であるので、間接的に関わりがあるような作りになっている)。お気に入りは、オペラハウスが舞台の『ハマースミスの怪人』。ちなみに『スマトラの大鼠』、こんな化物じみた鼠なんているのかと疑問に思って検索したところ、中国にて小型犬サイズの鼠が見つかってるみたいですね。写真がなかなか衝撃的なので、読了された方は検索してみてはいかがでしょう？2012/03/14
