創元推理文庫 聖エセルドレダ女学院の殺人

ベリー，ジュリー【著】〈Ｂｅｒｒｙ，Ｊｕｌｉｅ〉/神林 美和【訳】

東京創元社（2017/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 392p／高さ 15cm
• 商品コード 9784488268046
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

十代の少女7人が在籍する小規模な寄宿学校で、ある日の夕食中、校長先生とその弟が突然息絶えてしまう。それぞれの事情から家族の元へ帰されたくない生徒たちは、敷地内に死体を埋め、事実を隠して学校生活を続けることにする。翌日、科学の得意なルイーズの分析により、ふたりは毒殺されたと判明。生徒たちは得意分野を活かして大人の目をあざむきつつ犯人を探り始めるが……。解説＝大矢博子

ジュリー・ベリー［ジュリー・ベリー］

神林美和［カンバヤシミワ］

内容説明

十代の少女７人が在籍する小規模な寄宿学校で、ある日の夕食中、校長先生とその弟が突然息絶えてしまう。それぞれの事情から家族の元へ帰されたくない生徒たちは、敷地内に死体を埋め、事実を隠して学校生活を続けることにする。翌日、科学の得意なルイーズの分析により、ふたりは毒殺されたと判明。生徒たちは得意分野を活かして大人の目をあざむきつつ犯人を探り始めるが…。

著者等紹介

ベリー，ジュリー［ベリー，ジュリー］ ［Ｂｅｒｒｙ，Ｊｕｌｉｅ］
アメリカ、ニューヨーク州西部生まれ。主にヤングアダルト分野で活躍している作家。２０１４年に刊行された『聖エセルドレダ女学院の殺人』はウォール・ストリート・ジャーナルによる最優秀児童図書に選出され、２０１５年にはオーディオブックがアメリカ図書館協会によるオデッセイ賞のオナー賞（次席）を受賞した。７人きょうだいの末っ子で、現在は家族とマサチューセッツ州東部に住む

神林美和［カンバヤシミワ］
翻訳家。東京都出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yumiko]

イギリスのとある小さな女子寄宿学校。校長とその弟が夕食時謎の死を遂げる。それぞれの理由で家に帰りたくない少女達7人は、死体を隠し犯人を探し始めるが…。 ポップな装丁に軽妙な語り口。個性的で生き生きとした少女達のキャラクターが楽しい。自分の得意な分野で頑張る姿も好ましい。 ただ初っ端の死体の片付け方とその後の対応に納得がいかず…。よってラストの大団円もなんとなく消化不良。悼む気持ちがもうちょっと丁寧に書かれていれば少しは違ったと思うんだけど。

2019/01/12

[masabi]

【要旨】寄宿学校で起きた殺人事件。少女達は学校に残るために事件を隠蔽し、犯人を探そうとする。【感想】ミステリ仕立てになっているがメインは大人達の目から事件を隠そうとして起こるドタバタ劇。7人がそれぞれ特技を活かして問題に対処する大胆な面とともに仄かな恋心に振り回される年相応な姿も描かれていて応援したくなってしまう。型にはまった生き方ではなく自分らしさを貫こうともがく少女達の物語でもある。

2017/01/24

[ごへいもち]

途中で挫折した。また魔が差して読みたくなるといけないので登録。ありえない度高すぎと思ったら本国では子供向けの本だったようだ。あらすじと表紙絵にだまされた

2017/02/03

[kei@名古屋]

これたぶん児童書レーベルで、もっと意訳してあったらさらに面白い気がする！ある寄宿舎で校長が死んでるのを隠しながら生活していくって無理があるやろう！って突っ込みは創元推理と思って読むとですが、児童書としてならおおいにありかな？突っ込みどころ満載ではありますが学園物の一つとして犯人を捜していくアプローチは面白いですね。時代背景やそういうものを考えると納得ですが、ミステリーと思って読むと、なんでやねん！って感想もアリかなぁ

2017/11/15

[ゆう]

お借りした本。10代少女7人が在籍する寄宿舎。夕食の最中、校長とその弟が突然息絶える。家に戻りたくない少女たちは死体を埋めて、事実をなんとか隠せないかと画策するのだけど、無理があるー！と突っ込みところ満載。10代少女のなりすましとか、いやいやいや、それ無謀でしょ(笑)。気転のキティやぼんやりマーサ、少女たちにニックネームがついてるからカタカナ名苦手で人物が混同してくる私でも覚えられたし読みやすかった。気転のキティ、あれホントに気転がきいてたのかな…？

2018/02/21