創元推理文庫<br> 湖の男

個数:
電子版価格
¥1,400
  • 電子版あり

創元推理文庫
湖の男

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月09日 08時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488266066
  • NDC分類 949.53
  • Cコード C0197

出版社内容情報

干上がった湖の底で発見された白骨。頭蓋骨には穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。エーレンデュルらは、丹念な調査の末、ひとつの失踪事件に行き当たった。農機具のセールスマンが、婚約者を残し消息を絶ったのだ。男は偽名を使っていた。男は何者で、何故消されたのか? 過去に遡るエーレンデュルの捜査が浮かびあがらせたのは、時代に翻弄された哀しい人々の真実だった。北欧ミステリの巨人渾身の大作。

内容説明

その白骨は干上がった湖底で発見された。頭蓋骨には殴られたような穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられていた。30年以上前の事件らしいことから、エーレンデュルの手に捜査が委ねられ、聞き込みの結果ある失踪事件が浮かび上がった。農業機械のセールスマンが婚約者を残し消息を絶っていたのだ。時代に翻弄された人々の哀しい真実。北欧ミステリの巨人渾身の大作。ヨーロッパミステリ大賞、バリー賞受賞。

著者等紹介

インドリダソン,アーナルデュル[インドリダソン,アーナルデュル] [Indridason,Arnaldur]
1961年アイスランドの首都レイキャヴィク生まれ。父親は高名な作家インドリディ・G・トーステンソン。アイスランド大学で歴史学と映画を専攻し、卒業後新聞社に就職。その後、フリーの映画評論家になる。1997年にレイキャヴィク警察の犯罪捜査官エーレンデュルを主人公とするシリーズ第一作Synir duftsinsで作家デビュー。3作目にあたる『湿地』と4作目の『緑衣の女』で2年連続してガラスの鍵賞を受賞。『緑衣の女』では、英国のCWAゴールドダガー賞も受賞している

柳沢由実子[ヤナギサワユミコ]
1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

103
湖の底で発見された白骨をめぐる北欧ミステリーである。舞台はアイスランドで 霧深い雰囲気が北奥らしい。並行して語られる一人の男の独白が 冷戦時の東ドイツの不気味な雰囲気を醸し出す。この時代の 相互監視の仕組みが怖い… 東ドイツ ライプティヒに留学していた アイスランド仲間の間に何があったのか …時代に翻弄された人々の哀しい真実を 描いた北欧作品だった。2023/05/27

ふう

97
犯罪捜査官エーレンデュルシリーズ4作目。『この地に送られるほど外交官にとって最悪なことはない』とまで言われるアイスランドと冷戦時代の東ドイツが舞台となって、重く暗い物語が交互に語られます。「チャイルド」を思い出させる社会主義国家の非情な闇に、今もこれに近いことが起きている国があるはずと、やりきれない気持ちで読み進めました。エーレンデュルの抱える問題も相変わらずで、作品に登場する人々の誰もが生きることの困難に耐えているようでした。それでも人は生きていく…明るさの欠片もない物語からそんな声が聞こえてきます。2020/08/26

yukaring

81
干上がった湖の底から見つかった骨。30年以上前の人骨の頭蓋骨には穴が空き、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられていた。過去に遡って失踪者を探すエーレンデュルのチーム。彼の粘り強い聞き込みに部下たちもしぶしぶ腰をあげやっと不思議な消え方をした人物を探し当てる。そしてその間にもエーレンデュルの娘とのいざこざやシグルデュル=オーリの抱える夫婦の悩みなど、警官といえども彼らの人間らしい等身大の姿に親近感が湧く。今回は激動の冷戦時代に翻弄された若者たちの悲しみが切なく奥底まで染み入るようなそんな物語だった。2023/08/20

ひで📚🏈

70
エーレンデュルシリーズ第4弾の『湖の男』前3作同様このシリーズ特有の重苦しい雰囲気のまま物語が進みます。みんなハッピーエンドにならない展開も健在です。トーマス目線で語られる東ドイツ、社会主義…なかなか理解し難い部分はありますが、信じるものを失い愛する人を失い仲間に裏切られ…最後は… イローナの行方、ソ連の盗聴器等?な感じで終わった部分もありましたが。息子も初登場しヴェルゲルデュルとの関係性も進展し次回作以降の展開が気になるところです。2021/12/17

HANA

68
湖の底から発見された白骨死体。それにはソ連製の盗聴器が縛り付けられていた。登場人物全員に過去の影がべったりとへばりついているシリーズだが、今回もその例に漏れず。ソ連製の盗聴器という事で大体推測が付くだろうけど、今回影を落としているのは冷戦。冷戦というと今ではもう昔語りになっているけど、本書では刑事と犯人のパートが交互に語られ、全体主義やイデオロギーに翻弄された様が過去作以上に迫ってくる。今までの個人の過去が語られるのとは違い凡ヨーロッパ的な作品となっているが、重苦しい作風と共に足のミステリ堪能しました。2020/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15293887
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品