出版社内容情報
内容説明
作家エリオットが執筆中の、〈アティカス・ピュント〉シリーズの新作ミステリ『ピュント最後の事件』。編集者のわたし、スーザン・ライランドは、登場人物とエリオットやその家族との間に多くの類似点があるのを知る。世界的な児童文学作家だった、彼の祖母の死にも何かがあったのか?調べを進めていると、なんとエリオットが…。驚きに次ぐ驚きが味わえる犯人当てミステリ!
著者等紹介
ホロヴィッツ,アンソニー[ホロヴィッツ,アンソニー] [Horowitz,Anthony]
イギリスを代表する作家。ヤングアダルト作品〈女王陛下の少年スパイ! アレックス〉シリーズがベストセラーに。また、人気テレビドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の〈シャーロック・ホームズ〉シリーズの新作長編『シャーロック・ホームズ 絹の家』などを手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』では『このミステリーがすごい!』『本屋大賞〈翻訳小説部門〉』の1位に選ばれるなど、史上初の7冠を達成。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ『メインテーマは殺人』『その裁きは死』でも、年末ミステリランキングを完全制覇した
山田蘭[ヤマダラン]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
495
今回も作中作の方が面白かった。現代編では、真相につながる手がかりと、その忍ばせ方には唸らされたが、真犯人が地味で意外性に欠けるのに対し、ピュント側の解決編は演出が華々しく、クリスティの某作品を想起させるサービス精神にも富んでいる。そして何より意外だったのが、最後の方にどうせアンドレアスが出てきて、恋愛要素も盛り込んでくるだろうと思っていたのに、再登場の機会すら与えられず過去に葬りさられたこと。欧米はこの辺りの感覚が本当にドライ。ただ、結果的にこうした方が、物語として面白くなったのであろうことも事実。2026/01/17
パトラッシュ
219
(承前)英国人らしい傲慢さに満ちたキャラばかりの物語だが、だからこそ日本人の神経とは大違いの面白さを楽しみながら読める。人格者とされていた故人の残酷さが暴かれ、相続人は金とイメージのため秘密を守ろうと狂奔するいやらしさの描写はイヤミス並みだ。そんな周囲と衝突を繰り返してきたスーザンだが、殺人事件や自宅襲撃に遭って謎の解明につながる手がかりを得るなどアクションも本格化する。やや真犯人は意外性に乏しいが、スーザンに関わった者全てが不幸に見舞われて彼女だけが幸せになるラストは「疫病神万歳!」と叫んでいるようだ。2025/10/27
タツ フカガワ
162
祖母ミリアムが心臓発作で死亡したのは20年前。当時12歳のエリオットはある夜、ひとりの人物が祖母の寝室に入るのを目撃する、翌日祖母は亡くなったがこれは他殺だったといい、犯人を小説『ピュント最後の事件』で公表するとラジオ番組で発言する。が、まもなくエリオットは轢き逃げに遭い死亡。疑いの目を向けられたスーザンだが、未完の『ピュント最後~』からいかにして犯人を見つけ出すのか。本格ミステリーの興奮を2度楽しめる大満足の読書、ホロヴィッツの見事な手腕に思わず二礼二拍一礼する。2025/10/09
KAZOO
158
下巻に入り、事件は急展開の様相を呈してくれます。最近の警察ものに慣れているせいか昔読んだアガサ・クリスティーやエラリー・クイーンの作品を思い出させてくれました。入れ子構造の作品が作家の死亡により中途半端になってしまいます。またその作家の家族が殺されてしまいます。人物が錯綜するような感じですが、うまく話をもっていってくれます。ピュント最後の事件とは書かれていますが、その後を書いていく人物も出てきたりします。あと1作あるのでしょう。2025/10/04
まえぞう
127
今回も一気に読みました。やはり作中作の方が面白かったです。謎当ては、これまでで一番楽だったように思いますが、最後の捻りはチョットという感じでした。これで最後と思っていたのですが、2027年には第4作に取りかかるそうです。2025/09/21
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