内容説明
大道芸で日銭を稼ぐわたしの前に、以前いかさま読心術を演じて苦杯をなめさせられた男、オズボーンが現れた。ある女子大生がキャンパスから拉致されたのだが、父親が有名超能力者に捜索を依頼したところ、その人物はオズボーンそっくりの人相特徴を犯人のものとして透視したのだどいう。かつての仇敵のためひと肌脱ぐ羽目となった失業奇術師コルダーウッドの活躍。好評の第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
madhatter
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再読。多分、特に推理しなくとも、普通に読んでいれば犯人の見当は簡単につくと思う。初読の際、犯人像に現実離れした馬鹿っぽさを感じて呆れ返った記憶がある。しかし、今読むと、この犯人像は非常に怖い。極端にエゴイスティックで執念深く、現実を直視できないって…現在においては、ある意味非常にリアリスティックな犯人像ではないかと思った。そして、コルダーウッドシリーズは、もう続きは出ないのだろうか。彼はどこまで落ちぶれるのだろう…。2011/06/01
映画屋
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前2作は既読。これ以降翻訳されてない。悲しい。 ハリーは復活するのかな。2010/07/31