創元推理文庫 嘆きのテディベア事件

ラム，ジョン・Ｊ．【著】〈Ｌａｍｂ，Ｊｏｈｎ Ｊ．〉/阿尾 正子【訳】

東京創元社（2011/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 377p／高さ 15cm
• 商品コード 9784488264048
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

妻の晴れ舞台“テディベア・フェスティバル”の日。世界一貴重な“嘆きのテディベア”が消え、死体が……。テディベア大好き元刑事と愛妻のおしどり探偵シリーズ第一弾。

内容説明

わたしはブラッドリー・ライオン。元殺人課の刑事だ。テディベア作家の妻と田舎町で暮らしている。今日は妻の晴れ舞台“テディベア・フェスティバル”の日。貴重な“嘆きのテディベア”もオークションに出るらしい。ところが出発直前わが家の敷地で死体を発見。わたしは殺人と判断したが、なぜか保安官は事故と断定。テディベア大好き元刑事と愛妻のおしどり探偵シリーズ開幕。

著者等紹介

阿尾正子［アオマサコ］
横浜出身。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[み]

面白かったぁ♪ジャケとタイトルに惹かれ手に。コージーなのか？夫婦が主役なのもコージー？夫婦仲イイし性格も好き、セルゲイさんカッコイイし、読み進めます(^o^)

2016/11/16

[桃水]

2011/04/30：テディベアを題材にしたコージーものというよりは中年の元刑事とテディベア作家のおしどり夫婦探偵ものでした。事件よりも新婚夫婦も顔負けの熱々なおしどりっぷりに感心。

2011/04/30

[ごへいもち]

単なるコージーミステリ。ただしぬるま湯。暇つぶし。唯一思ったのはこんなアメリカの田舎での生活もいいかもということ。家の前に川があってお隣さんの家なんか全然見えなくて食事は外のテーブルで食べ終わると下に置くと犬が適当に下洗いしてくれる…

2011/10/11

[あつぼう]

数あるコージーミステリーの中でもこの本はお気に入りになりました。ブラッドリーとアシュリーのライオン夫妻ってお互いを思いやる気持ちを隠しもせずに前面に出してくるから読んでいて恥ずかしくなる部分もあったけど、子供を育て上げた後も２人のように愛し合える夫婦って理想です。肝心のテディベアの記述はまだまだ序章って感じなんで次に期待しよう。今回の事件を解決した事で町が色々と変化していくと思うので必ず続編も翻訳してほしいです。レストランを経営してるセルゲイと新保安官ティナがメチャクチャ心強い味方ですね。

2011/07/08

[Naoko Takemoto]

意外に楽しめた。元サンフランシスコ警察の敏腕刑事とテディベア作家のラブラブ夫婦がタイタニック号沈没オマージュのために作られた『嘆きのテディベア』失踪と巡る殺人事件を解決する。ジョークの連発には思わず笑ってしまい、夫婦の思いやりも嫌味なく温かな気持ちになった。登場人物にも個性があり読みやすいと思う。

2023/08/14