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創元推理文庫
凍える街

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  • サイズ 文庫判/ページ数 458p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488257057
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0197

出版社内容情報

高級住宅街で殺人事件が。被害者は海運会社の社長と妻子、身元不明の男。オスロ市警の伝説と謳われる敏腕女性犯罪捜査官ハンネが事件を追う。ノルウェーの人気警察小説登場。

内容説明

ハンネ・ヴィルヘルムセン、オスロ市警の腕利き女性犯罪捜査官。クリスマス休暇直前の真夜中近く、緊急の呼び出しを受ける。マンションで四人の他殺死体が発見されたというのだ。被害者は海運会社の社長とその妻、長男、そして身元不明の男。相続がらみの事件?だがハンネは、四人目の被害者のことが気になっていた。伝説の女性捜査官が事件を追う、ノルウェーの人気警察小説。

著者等紹介

ホルト,アンネ[ホルト,アンネ] [Holt,Anne]
1958年生まれ。ベルゲン大学法学部在学中の84年から88年までノルウェーの国営テレビ放送局に勤務。その後の二年間、オスロ市警に検察官として勤務。90年にテレビの仕事に戻り、91年までニユース番組のキャスターを務めた。その後弁護士の仕事をしていたが、93年にハンネ・ヴィルヘルムセン・シリーズの一作目にあたる『女神の沈黙』で作家デビュー。さらに96年には法務大臣となる。翌年大臣の職を退き、現在は執筆活動を続けている

枇谷玲子[ヒダニレイコ]
1980年富山県生まれ。デンマーク教育大学児童文学センターにゲスト学生として留学。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

162
4人の多重殺人。3人は富豪一家、残る1人は無関係の出版コンサルタント。だれる隙間の全くない、スピーディで緊張感ある展開。最初の野良犬の登場が残忍な序章となり、一気に引き込まれた。1日1章の構成で、自分も一緒に事件を追っているような臨場感。主人公の女性刑事ハンネが上司とは異なる意見を持ちつつも、フライングせずに組織の一員として活動するのは好感が持てた。またハンネは同性愛者だが、彼女をとりまく恋愛関係が事件と同じように丁寧に描かれていた。入り組んだストーリーだったが、人物達も魅力的。読みやすく一気読みした。2015/02/11

かもめ通信

13
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。シリーズ途中からの邦訳刊行だと承知の上で読み始めたのだが、主人公の敏腕警部ハンネだけでなく、レギュラー陣が皆、じっくりつきあってみればなかなか面白そうな人物揃いなだけに、7作目から乱入してしまったという残念感はぬぐい去れなかった。一歩引いた視点から登場人物たちの心の内を少しずつ明かしていく手法は、読み進めていく上でかなり根気が必要で、気持ちに余裕がないと楽しめないおそれもあり、推理やトリックに期待する読者にはわずらわしく感じられるかも。ノルウェーのあれこれが興味深い。2015/01/22

飛鳥栄司@がんサバイバー

12
ハンネ・ヴィルヘルムセンシリーズの第7弾。ハンネのメロドラマ部分が多数を占めてしまい、事件の捜査や謎解きなどが軽視されてしまっている印象を受けた。開幕すぐに4人の惨殺死体が発見され、ハンネ以下おなじみのメンバーが現場に集結するが、何故か事件よりもお互いの身の上に意識が集中していて、緊張感が薄らいでしまう。クリスマス前だし、容疑者もある程度わかっているから初動捜査は重要視しなくても良い雰囲気が漂っているし。事件に対しして頑張っているのは警察学校の生徒だけに見えるのは、レギュラーキャラへの皮肉にも感じる。2015/01/10

ほちょこ

8
前作「土曜日の殺人者」「悪魔の死」「女神の沈黙」から出版社を変えての続編。あぁ、でもちょっと飛んでるんだなぁ。大事な部分が翻訳されてないのは残念!ハンネのパートナーが変わってるし、周りの環境も変化してる。・・・消化不良。2015/11/09

woo

7
北欧では結構人気のシリーズ? 本作を最初に読んだので 登場人物の背景が良く分からないということを差し引いて も???な筋立て2015/03/12

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