創元推理文庫<br> 野兎を悼む春

個数:
電子版価格
¥1,500
  • 電子版あり

創元推理文庫
野兎を悼む春

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月06日 04時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 492p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488245078
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報



アン・クリーヴス[アンクリーヴス]
著・文・その他

玉木亨[タマキトオル]
翻訳

内容説明

シェトランド署のサンディ刑事は、帰省したウォルセイ島で、祖母ミマの遺体の第一発見者となってしまう。ウサギを狙った銃に誤射されたように見えるその死に、漠然とした疑惑を抱いたペレス警部はソンディとふたりで、彼の親族や近くで遺跡を発掘中の学生らに接触し、事情を探ることに…小さな島で起きた死亡事件の真相は?現代英国ミステリの珠玉“シェトランド四重奏”第三章。

著者等紹介

玉木亨[タマキトオル]
1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

307
先の二作品でメイン級だったキャラの登板を控えて、より事件当事者の露出比重を上げることで、今まで以上に小さな島での暮らしの閉塞感のが強く感じられたかわりに、前半の退屈さも今まで以上。少しずつ隠された事実が明らかにされるにつれ、楽しさは増してくるものの、今回は、事件に直接関係ない蛇足な究明シーンも多く感じた。犯人の設定が私の嫌いなパターンだったこともあり、これまでの中では一番点数が低いけれども、サンディの親類縁者たちそれぞれの抱える闇や複雑な感情の入り乱れは上手い。依然、平均点は高水準。2022/12/28

ケイ

115
シェトランド諸島シリーズ3作目。2作目を読んだ時に合わないと思ったのはなぜだろう。狭い島の人間関係やそこで起こる犯罪は、日本のミステリで言えば横溝正史作品のようでもある。しかし、シェトランドの地理的位置からはナチスや北欧との関係も絡み、その複雑さが想像力を掻き立てる。サンディの抱える落ち着きのなさや能力の問題の描かれ方が警察官にしては独特でそこがいい。彼に対する上司の適当に放任した教育の仕方も、味があってまたいい。2023/03/28

藤月はな(灯れ松明の火)

86
シェトランド四重奏シリーズ、第二作目。スキャンダラス好きで作り話の天才だったが、親の息苦しくなるような愛情などに押し潰されそうな子供達には人気があったサンディの祖母、ミマが撃ち殺されて亡くなった。ハティの情緒不安定な描写はこちらも胸が詰まる程、生々しい。そしてミマが抱えていた哀しい過去やサンディ君の母イブリンの過ちをサンディ君が受け入れた場面は、子が親のことを絶対性のある存在ではなく、一人の人間だと初めて理解した時の困惑や侮蔑などの様々な感情を踏まえて、初めて親のことを認められる優しさに満ちていると思う。2015/10/29

星落秋風五丈原

64
一見穏やかに見える村で実はドロドロしたものがありました…というのは『フラテイの暗号』と似ている。あぶなっかしいサンディが事件に巻き込まれる。2014/05/11

ナミのママ

63
〈シェトランド四重奏〉第3作。今回は夜間に野兎を狩猟して人を誤射、という日本では考えられない事件。1作目から登場しているペレス警部の部下の1人サンディ刑事。彼はシェトランド本島からフェリーで数十分のウォルセイ島に帰省して祖母の死体を発見してしまう。それだけで終わらず、さらなる死体、自殺か事件か?少ない人口、密な人間関係、戦争中から伝わる噂。インターネットもない時代ののんびりした捜査はゆるゆると進む。犯人は最後までわからなかった。解決しても小さな島の事件は重苦しい爪痕を残しそう。2022/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3359924
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品