出版社内容情報
議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。その後副書記長ら、タウンホールの上級職員から紙片について問い質され、彼女は怯え始める。町では開発計画にまつわる不正入札の疑いが持ち上がっており、彼女の証言が重要な役割を果たすと思われた。その矢先、ついに犯人は実力行使に及び……連続する事件の背後に隠れる意外な人物の正体とは?
D・M・ディヴァイン[D・M・ディヴァイン]
中村有希[ナカムラユキ]
内容説明
周囲から軽んじられているタイピストのルースは、職場で拾った奇妙な紙片のことを警察に話すつもりだと、町政庁舎の同僚たちに漏らしてしまう。その夜、彼女は何者かに殺害された…!現在の町は、町長選出をめぐって揺れており、少なからぬ数の人間が秘密をかかえている。発覚を恐れ、口を封じたのは誰か?地方都市で起きた殺人事件とその謎解き、著者真骨頂の犯人当て!
著者等紹介
ディヴァイン,D.M.[ディヴァイン,D.M.] [Devine,David McDonald]
1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没
中村有希[ナカムラユキ]
英米文学翻訳家。1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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