出版社内容情報
最期の時が迫った妻からの願いを、夫の60歳の元刑務官のウェズは、30年連れ添った妻の願いをかなえられない。かつて勤めていた刑務所の暴動で負った、凄惨な傷のせいで。その刑務所のあるブラック・リバーという町を離れて18年。妻が旅立って5日後、ずっと会っていなかった継子と再会するため、そして、暴動の首謀者の仮釈放を決める公聴会で証言するため。過去を清算する男の切ない物語を静かな語りで描き上げる、感動長編。
S・M・ハルス[S・M・ハルス]
高山祥子[タカヤマショウコ]
内容説明
わたしのためにフィドルを弾いて―病で最期が迫った妻からの願いを、六十歳の元刑務官ウェズはかなえられない。刑務所の暴動で負った凄惨な傷のせいで。妻が逝って五日後、ウェズはその刑務所の町、ブラック・リバーへ旅立つ。妻の連れ子との十八年ぶりの再会と、暴動の首謀者の仮釈放を決める公聴会での証言が待つ、あの町へ。静かな語りで切ない物語を描き上げる、感動長編。
著者等紹介
ハルス,S.M.[ハルス,S.M.] [Hulse,Sarah M.]
アメリカのカリフォルニア州生まれ。モンタナ大学で文学を学び、オレゴン大学でMFA(美術学修士号)を取得。ネバダ大学の創作コースの准教授を務めている。2015年に初めての長編である『ブラック・リバー』を発表。現在はワシントン州在住
高山祥子[タカヤマショウコ]
1960年東京都に生まれる。成城大学文芸学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
もち
白玉あずき
ヘラジカ
むらさきめがね