出版社内容情報
歓楽の都ラスベガス。街でも有数のカジノホテルで働く敏腕トラブルシューターのラッキーは、遊覧ヘリから墜死した従業員の事件を追う。クールな新ヒロイン、颯爽と登場。
内容説明
ラスベガスでも有数の巨大カジノホテル“バビロン”で働くラッキーは、つねに様々なトラブルの対応に追われている。今夜は顔見知りの従業員がホテルの遊覧ヘリから落ちて死ぬ事故が発生。事態収拾のため動きだすが、信頼するオーナーは何かを隠している様子。この件、単なる事故ではないというのか?歓楽の都で裏方として働く行動派ヒロインの活躍を描いた、期待の新シリーズ。
著者等紹介
中川聖[ナカガワショウ]
1961年生まれ。英米文学翻訳家。東洋大学文学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
151
読了。面白い本だった。主人公はいわゆるエリートコース出身ではない。実力で這い上がってきた様な人物。綺麗でタフな女。殺人と思われる事故死でではじまるが、サスペンスやミステリー要素はほぼ皆無。ラスベガスの裏も表も知りつくし、影でうごめく悪に颯爽と立ち向かう。深刻にならず軽く読めるところがいい。でもこの主人公は弱みが無さ過ぎないか? 2016/05/24
Lara
81
題名に魅かれたのですが、私の思い描いた内容とは異なりました。ホテル内部の、仕組み、人間関係、対外的な付き合いを私は勝手に考えていました。出だしこそ、ヘリコプターから従業員が落下、自殺か他殺かとその先の展開を期待したのですが、なんだか登場人物が多岐にわたり、多彩な人々に流されて、最後は興味が薄れました。ま、しかし500頁は長かったです。2023/02/01
み
17
さくさくと。ラッキーがカッコいいです。全てに現実味が感じられなくてドキドキしないのが残念(>_<)2015/01/22
DONA
15
こういう、珍しい職業の裏話的な物語って好きです。ラスベガスの華やかさも最初から最後まで感じられて、とても面白かったです。若干、私生活の開けっ広げさが気になりましたけど。2013/11/27
寧々子
10
ロマンス重視で読めば親友から一歩踏み出そうとするラッキーの不安や葛藤に共感できるし、お仕事小説として読めば華やかで毒々しいラスベガスで起きる騒がしい騒動を面白可笑しく読める♪ けどミステリーを期待すると伏線も見当たらず、推理する楽しさは味わえない~ なのでミステリーは潔く諦めて、ラッキーの慌ただしい日々と恋の行くを楽しみました♪2013/12/03