出版社内容情報
プロットはシンプルだけどすべてが見事な伏線。青崎有吾
貴方が最初に手に取る翻訳ミステリにしてほしい。阿津川辰海
密室状況の観覧車から、
少年はどのようにして消えたのか?
12歳の少年テッドはある日、姉といとこのサリムとともに巨大観覧車ロンドン・アイに乗りに出かけた。チケット売り場の行列に並んでいたところ、見知らぬ男がチケットを1枚だけくれたので、サリムは他の乗客に交じり、ひとりで観覧車のカプセルに乗りこんだ。だが一周して降りてきたカプセルに彼の姿はなかった。閉ざされた場所からなぜ、どのように消えてしまったのか? 「ほかの人とはちがう」頭脳をもつ少年が謎に挑む傑作ミステリ!
内容説明
巨大観覧車ロンドン・アイに乗りこんだ少年。しかし、一周して降りてきたカプセルに、彼の姿はなかった。空に浮かぶ閉ざされた場所から、なぜ、どのようにして消えたのか?少年のいとこであり、「ほかの人とはちがう」頭脳をもつテッドは、この謎について九つの仮説を立て、推理を始める―。張りめぐらされた伏線と端正な謎解き。カーネギー賞受賞作家が贈る傑作ミステリ!
著者等紹介
ダウド,シヴォーン[ダウド,シヴォーン] [Dowd,Siobhan]
1960年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、国際ペンクラブに所属し、作家たちの人権擁護活動に長く携わった。2006年、『すばやい澄んだ叫び』で作家デビューし、ブランフォード・ボウズ賞とアイリーシュ・ディロン賞を受賞、カーネギー賞の最終候補にもなった。2007年に『ロンドン・アイの謎』を発表したが、わずか2か月後の8月、乳癌のため47歳で逝去。同作はビスト最優秀児童図書賞(現・KPMGアイルランド児童図書賞)を受賞した。死後に『ボグ・チャイルド』が発表され、2009年のカーネギー賞を受賞している。遺された構想をもとにパトリック・ネスが執筆した『怪物はささやく』もカーネギー賞を受賞した
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年生まれ、東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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