内容説明
執筆に追われていた女流ミステリ作家ジェシカは、久々に休暇をとることにした。だが殺人事件に休日はない。訪れた大学のキャンパスと旧家の大邸宅で怪事件が相つぎ、ジェシカは否応なくその渦中に巻きこまれていくのだった!MWA賞、アントニイ賞に輝く人気TVドラマをもとに、練達の作家アンダースンが書きあげた好評の本格シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribes triste
9
有名なドラマの小説本ですが、とても面白かったです。ジェシカの小旅行中に遭遇した事件、「ジェシカのミステリー講演」と「ジェシカ、犬と遊ぶ」の二本立て。私の大好きなイーサンがちょっぴりしか出てこなかったのが残念でした。2018/04/19
koo
7
シリーズ3作目も「ジェシカのミステリ講演」「ジェシカ、犬と遊ぶ」の中編2作収録。いずれも旅先でどろどろした人間関係の中で起こる殺人事件を軽妙に描いていてクリスティを彷彿とさせる作品世界に浸れます。そもそもジェシカがミスマープルぽいですし(笑)ドラマのノベライズながら本格の構成は保たれていますし中編4作の中では「ジェシカのミステリ講演」がベスト。見かけと違う人間性が次々に露わにされる中真犯人は簡単にわかりますがラストの反転が素晴らしいです。リアルタイムでドラマを未視聴だったのが勿体なかったですね。2023/08/27
よっぴ
4
ミステリ、ネオ本格。。ジェシカおばさんの事件簿 第三段!中篇が2本入っています。。「ジェシカのミステリ講演」は大学でミステリの講演を行う事になった主人公が殺人事件に巻き込まれます。作中出てくる講演内容もgood!「ジェシカ犬と遊ぶ」は牧場にいったジェシカがまたまた事件に巻き込まちゃいます。この本はTVドラマを小説化した物だが質が非常に高い。海外のミステリが好きな人は必ず読んでほしいです☆また巻末には「ネオ本格の現状と未来」という対談が入っていますがそちらも楽しめます。。2012/12/22
seasun
3
ジェシカおばさんの事件簿小説版3作目。 すっかり推理小説家として活躍するようになったジェシカおばさんの休暇中に遭遇する事件。 ジェシカおばさんのキャラクターが素敵です。聡明でチャーミングで好奇心旺盛で、実際にいたら大好きになりそう。2010/10/16
kanamori
1
☆☆★2013/09/27
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- 和書
- 職業は武装解除 朝日文庫