創元推理文庫<br> 白夜に沈む死〈下〉

個数:
電子版価格
¥1,200
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
白夜に沈む死〈下〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月06日 06時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488227067
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

トナカイ所有者と、石油会社のダイバー
伝統と利権に引き裂かれる幼馴染の絆
極北の地を血で染めた事件の真相は
23の賞を受賞したシリーズ第2弾

油田の開発に各国の石油会社が群がり、利権と欲望が渦巻く町ハンメルフェスト。死亡した青年の幼なじみは、石油採掘のダイバーだった。伝統と利権に引き裂かれるサーミの人々。トナカイ所有者、かつて石油会社に関わっていた市長に続き、ノルウェーとアメリカの石油会社の代表二名が悲惨な死を遂げるに至り、クレメットとニーナは一連の出来事の繋がりを疑い始める。23もの賞を受賞した『影のない四十日間』に続くシリーズ第2弾。

内容説明

油田の開発に各国の石油会社が群がる町ハンメルフェスト。死亡した青年の幼馴染は、石油採掘のダイバーだった。伝統と利権に引き裂かれるサーミの人々。トナカイ所有者、かつて石油会社に関わっていた市長に続き、石油会社の代表者二名が悲惨な死を遂げるに至り、クレメットとニーナは一連の出来事のつながりを疑い始める。23の賞を受賞した『影のない四十日間』に続く第二弾。

著者等紹介

トリュック,オリヴィエ[トリュック,オリヴィエ] [Truc,Olivier]
1964年フランス生まれのジャーナリスト。フランスの新聞社『ル・モンド』の北欧特派員を20年以上つとめる。ドキュメンタリー映画やTV番組製作にも携わり、ノンフィクションも執筆したのち、本シリーズで小説デビュー。母国フランスで熱狂的に迎えられ、シリーズ第1作『影のない四十日間』はミステリ批評家賞、813協会賞などを受賞したほか、英訳版はCWAインターナショナル・ダガー賞の最終候補作にもなった

久山葉子[クヤマヨウコ]
1975年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

66
後半はかなりヘビーだった。ミステリとしての犯人探しや事件より石油開発にかかわる過去が凄まじく圧倒された。ネタばれになりそうなので書かないが、事実なのかフィクションなのか、怖い。ストーリーは現代のトナカイ所有者、トナカイからは離れたサーミ人、石油開発に関わる人達、外部からの旅人、過去の人さがしと、かなり複雑。もう少しスッキリして欲しかった。その中でトナカイ警察の男女バディがつかず離れずでほっとさせてくれる。読みやすい作品ではないと思うが先住民族についてもっと知りたいので次作も希望。2023/02/04

キムチ

60
状景眺めという上とは趣を違え 、怒涛の様な流れで締めくくられた。熱いサーミへの慕情はしっかと受け取れたが。筆者のメッセはラスト60頁余、1980年代の在り様が見えた。事実のコアを握る伝説のダイバー、ダイバーが悲惨な薬漬け状態である事を解明したDr・どちらも仏人という設定には筆者の意図が見える。ミニマム(警官コンビ~ニーナ、クレメットに纏わる個人的事情とその解明)マキシマム(ノルウェーの国力に係る巨大資本の石油開発、付随するフィンランド移住民の想い)を同時進行させるのは巧みながら」余りにも詰込過ぎな展開2023/07/16

23
は〜背景が重かったものの、一気読みの面白さでした。北欧の歴史や民族、知らなすぎます。2023/03/04

TOMIKA306

16
前作から引っ張ってたニーナの両親が登場。今回の事件はトナカイ警察の案件ではないような気もする。北海で開発が始まった頃(1970年代)のダイバーたちは後にPTSDを発症する程の過酷な環境で仕事をしていたらしい。開発の陰で辛い思いをする人々がたくさん描かれている。待ち侘びた春が来たはずなのに、なかなか沈まない太陽が恨めしくも思えるこの矛盾。大企業と地元住人、先住民族と町の住民との軋轢も重苦しい。2024/06/21

ありさと

7
伝統を守る若いトナカイ牧夫の溺死、街に侵入するトナカイを敵視していた市長は崖で転落死、企業の重役たちは減圧室で惨死を遂げる。背景には資源開発で抑圧されるサーミ人と酷使されてきたダイバーたちの歴史があった。前回に増してがっつり社会派な読みごたえ。善良なるトナカイ警察コンビの活躍もますます読んでて楽しい。しかし夏の北極圏なんて絶対行きたくないと思ってしまった。太陽に殺される……。2023/06/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20491413
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品