創元推理文庫<br> ごきげんいかが、ワトスン博士〈上〉―アイリーン・アドラーの冒険

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創元推理文庫
ごきげんいかが、ワトスン博士〈上〉―アイリーン・アドラーの冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488223069
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

かつて名探偵ホームズに苦杯をなめさせた元オペラ歌手のアイリーン・アドラーと友人のペネロピーは、パリで意識を失った男性を助ける。偶然にも彼はペネロピーの古い知人だった。彼はアフガン戦争で世話になった軍医に迫る命の危機を知らせるため、人探しの旅をしているという。その軍医の名はワトスン……。かくしてアイリーンたちはアフガニスタンに端を発する事件に巻きこまれ、ベイカー街の名探偵と期せずして共闘することに!

内容説明

1889年夏。元オペラ歌手のアイリーンと親友のペネロピーは、パリで毒殺されかけた男性を介抱する。偶然にも、彼クウェンティンはペネロピーの古い知人だった。彼は身の危険をかえりみず、かつてアフガニスタンの激戦地で自分を助けてくれた軍医を探しだし、その命をねらう敵から守ろうとしていた。軍医の名はワトスン―。アイリーンたちは名探偵ホームズとまたもや相まみえる!

著者等紹介

ダグラス,キャロル・ネルソン[ダグラス,キャロルネルソン] [Douglas,Carole Nelson]
アメリカの作家。1944年ワシントン州生まれ。80年に作家デビューし、ミステリ、ファンタジー、SF、ロマンス等のさまざまなジャンルの作品を発表している

日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。青山学院大学卒。翻訳家。日本推理作家協会、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

10
ワトスンファンの私は又題名につられて買ってしまったが、ワトスンとホームズはほとんど出てこない。アイリーネとその友ペネロピーがアフガニスタン帰りの男の事件に巻き込まれて・・というストーリー。原作ではあまり語られていないワトスンのアフガン時代の出てくる作品は『屍者の帝国』が好きだがこれはどんな展開になっていくのか、ほぼペネロピーの語りで進む物語は軽快に進み原作の事件も幾つか盛り込まれ読む者を飽きさせず上巻読了、深みはないがコロナで鬱々としている脳にはいい息抜きになるかも。何か少女っぽいと思ったら作者が女性? 2020/04/07

J・P・フリーマン

8
第二次アフガニスタン戦争でスパイとして活動していた男を助けたアイリーンたち。しかもその男はネルの古い知り合いだった。彼はワトスン博士という人物に危機が迫っていると伝えるが、あのワトスン博士なのだろうか。結局彼は忽然と姿を消し、舞台がイギリスに移るところで下巻へ。2019/09/10

まいさん

5
名探偵の好敵手アイリーン・アドラーを主人公にしたホームズのパロディ/パスティーシュ作品。 アイリーンと相棒のネルがパリで助けた男性から、男性の命の恩人のワトスン軍医に迫る危機を知らされー。ワトスンって、シャーロックの相棒のワトスンなのか?というところで下巻へ。2019/07/19

まう

4
「ボヘミアの醜聞」でホームズから逃げた後のアイリーンたちが陰謀に巻き込まれてしまうというホームズパスティーシュ作品。 上巻ではアイリーンたちのいるパリ郊外の村の描写までに38ページくらいアフガニスタン戦の描写が続いていて、海外小説ビギナーだと読むのやめてしまいそうって気する。 アイリーンたちのシーンはすごいテンポ良く謎が現れたんだけど、アフガニスタンのシーンは結構人を選ぶ……下巻はホームズ&ワトスンの動向もしっかり描かれるのかな、と期待。 割としっかりとしたミステリ。題名と見た目はコージーっぽいけど。2024/07/05

ぴっちゃん

4
「あの女史」・アイリーン(アイリーニ)・アドラーが主人公(ホームズとワトソンはアドラーのワトソン役・ネル視点ではいやな奴)のミステリシリーズ第3弾。はじめのアフガニスタンにいた男たちの部分がちっとも頭に入ってこなくてコブラって?タイガーって?、と何度か挫折しかかった。物語がパリに移ってからはそこそこおもしろくなってきた。ネルとアイリーンとゴドフリーは、クウェンティンを見つけ出せるのか??2019/10/10

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