創元推理文庫<br> おめざめですか、アイリーン―アイリーン・アドラーの冒険

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創元推理文庫
おめざめですか、アイリーン―アイリーン・アドラーの冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 541p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488223052
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

フランスで隠遁生活を送るアイリーンを、セーヌ川で発見された変死体が再度冒険へといざなう。ホームズを向こうに回し、稀代の才媛が事件に挑むヴィクトリア朝活劇第2弾。

内容説明

鉄道事故で“死亡”した元オペラ歌手アイリーン・アドラーは、夫や親友とパリ郊外の村で静かに暮らしていた。だが、持ち前の好奇心が、ふたたび彼女を冒険と推理の旅へといざなう。花の都で起きたいくつもの事件に現れる入れ墨の謎を追って訪れたモンテカルロの地では、同じ事件を追う名探偵ホームズとの再会が待っていた…。稀代のヒロインによるヴィクトリア朝ミステリ第2弾。

著者等紹介

日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。青山学院大学卒。翻訳家。日本推理作家協会、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

38
"THE WOMAN"アイリーンが帰ってきた!!素晴らしき伴侶を得てShe is back。今夏の舞台はリゾート地。奔放な女優、悩み多き大公妃殿下など、前作よりもさらに華やかな人々が登場し、そりゃホームズの出番が少ないのもやむかたなしでした。ホームズにリゾートとか、パラソルとか全く想像できませんもの。あの名作『四つの署名』がモチーフにしてアイリーン再びの冒険譚。彼女はスパイとか怪盗の方が性に合っていると思う。この華やかな物語に片眼鏡をして居間の机に屈みこんでいるネルの方に私は余程肩入れしてしまうのですが。2014/01/03

ハンナ

19
前作より登録者数が4分の1になってる…。それもそのはず、上下巻を合わせた以上に分厚いけれど、お値段がハードカバー並みの文庫本なんですものー(泣)! 舞台はフランス、モナコ。探偵業を副業に(?)、マダム・ノートンとなったアイリーンの大活躍劇!時代背景は相変わらずしっかりとしている。謎解きまでちょっと間延びしちゃったかなー。ホームズとの対面や、原典との接点が結び以外にも感じられてちょっとにやにや~。あと6冊あるらしいけれど、翻訳されるかなー。2014/05/12

風竜胆

9
やっぱりホームズのおっさんよりは、美女アイリーンを贔屓にしますよねw2013/12/27

星落秋風五丈原

9
内容自体には『四つの署名』を念頭においているのかな、と思わせる箇所があった。大胆不敵で行動力に富み、度胸もあるアイリーンは、モンテカルロが苦手なホームズよりもよほど活き活きとしており、堂々たるヒロインぶり。「私は、礼儀や慣例を少しもかえりみず無鉄砲に走る二人にいつも歯止めをかける、信頼のおけるブレーキ役を楽しんでいた。彼らのほうも、きわだつ個性とゆるぎない能力を見せつける相手がすぐそばにいることで、かなり励みになったようだ(p121)」というようなことは、彼等の言動で見せればいい話で描写は不要。 2013/12/19

みろ

4
新婚夫婦プラス女友達の生活はなんだか楽しそうではあるけれど、事件捜査活動におけるアイリーンとゴドフリーの妙な能力の高さがあまりに万能すぎて若干興ざめなところもあった。また、ホームズの出番が少ないのが寂しかった。果たして続刊は翻訳されるのか?出たら読むつもりなんだけど。2015/09/07

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