創元推理文庫
沈黙の果て〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488211059
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ヨークシャーの館で親密な休暇を過ごしていた三組の家族、だったが、ある明るい一日、中心的な女性と男性二人、そして子供が死体となって発見された。誰がなぜ? 異様な緊張感で複雑な人間ドラマが描き上げた傑作ミステリ!

内容説明

ヨークシャーの古い屋敷で春の休暇を過ごしていたドイツ人グループ。三組の夫婦と子供が三人…夫たちの濃密な友人関係のもと、時は流れていたが、ある明るい一日、子供を含めた五人が惨殺死体となって発見された!凶器は同じナイフだ。いったい誰が?なぜ?屋敷の相続権を主張しつづけていた謎の男が犯人なのか?ドイツのベストセラー作家が人間心理の闇を描いた傑作。

著者等紹介

リンク,シャルロッテ[リンク,シャルロッテ] [Link,Charlotte]
1963年ドイツのフランクフルト生まれ。大学進学前、19歳で歴史小説家としてデビュー。大学では法学を学ぶ。1999年刊の『姉妹の家』で初めて「シュピーゲル」誌のベストセラー・リストに。以後、今日までベストセラーを連発し、国民的作家として活躍を続けている。現在はヴィースバーデンで夫と暮らしている

浅井晶子[アサイショウコ]
1973年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。2003年マックス・ダウテンダイ翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Nat

47
図書館本。出てくる人がほとんど嫌な人たちで、なんとも言えない。フィリップの恋人のジェラルディンには、そんな人とは早く別れた方がいいと言いたくなった。全てを支配しないと気が済まないパトリツィアには、こういう人っているなあ、絶対仲良くできないタイプだなと思う。特によその娘の日記を読み上げちゃダメ絶対!それを非難しない娘の父親にもイライラ。犯人はあの人かなと予想しつつ下巻へ。2023/01/04

Betty

35
イギリスの別荘で長期休暇を過ごしているドイツ人の三家族。クルクルと変わる視点で語られる人間関係が面白い。表面的な友情のギスギス感、息苦しい暗黙のお約束、それぞれの家族が抱える問題。興味が尽きません。とても読みやすくスイスイと下巻へ!さてさて、誰が犯人?2016/09/22

yoshimi

27
今年初の翻訳本。ドイツ人の三家族が休暇を過ごすためにやってきたヨークシャーで殺人事件が起こる。果たして犯人は…。濃密でドロドロな人間関係。謎が謎を呼んで下巻へ。2015/01/29

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

22
面白い!面白すぎる!ささ、下巻下巻。2015/05/04

barabara

17
うわぁ〜!気がついたら夢中になってた。誰が犯人…?も寝底にあるけど、それぞれの隠された裏の心情を、読み取りながら想像しながら読んでいくのがゾクゾクするほどスリリング。急な展開にも、冒頭のシーンもまるで絵画のように美しい…とまで言ったら罪深すぎるでしょうか…下巻に突撃!2014/11/22

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