内容説明
郵便受けに配達した本が忽然と消えるという話を聞き、配達の現場に立ち会うこととなったホーソーン医師。彼が見守る前で、本は消えるかわりに爆弾と化し、注文主を殺めてしまう（「田舎道に立つ郵便受けの謎」）。そのほか、アンソニー賞最優秀短編賞受賞作「園芸道具置場の謎」など不可能興味満点のシリーズ１２編に、ボーナス短編「レオポルド警部の密室」を加えた、充実の第５集。
著者等紹介
木村二郎［キムラジロウ］
翻訳家・ミステリー研究家・作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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KAZOO
19
サム・ホーソーンシリーズの５集目です。よくこれだけの不可能犯罪を考え付いて解決策をうまく示してくれると思います。今回はボーナス短篇のレオポルド警部もあって、読んでいて飽きるということがありません。2014/07/20
ホームズ
19
全体的に戦争の影を感じる話が多かったですね。日本の話が出てこないので日本人としては読みやすかったかな。メリーが従軍看護婦に志願してお別れになってしまったのは寂しいかな～。サムと結婚することになるアナベルとの出会いもあったけど（笑）どの話も面白かった（笑）今回の付録はレオポルド警部シリーズ。『サイモン・アークの事件簿』が終わったらレオポルド警部と怪盗ニックを全部やってほしいな～（笑）2012/01/09
usarlock
11
サム・ホーソーンシリーズ第五弾。今回も12の事件をサム先生がしれっと解決。もう五作目になるが、ネタ切れすることのない不可能犯罪とそのトリックはどれも楽しすぎ！メリーがいなくなってしまった…サム先生もう44歳なんだからもっとグイグイ行こうよ！w次作は久々にエイプリルが活躍するかな？六作目も楽しみ。2014/04/29
ホームズ
8
『消えたロードハウスの謎』なと戦争の影を感じる話が多かった。『動物病院の謎』『園芸道具置場の謎』では５年間看護婦を勤めたメリーが従軍看護婦に志願、かわりに獣医アナベルに出会い、エイプリルが復帰したけど(笑)『案山子会議の謎』『巨大ミミズクの謎』『黄色い壁紙の謎』なんかが面白かったかな(笑)レオポルド警部物の『レオポルド警部の密室』はサム・ホーソーンとは雰囲気が違うけど良かった(笑)2008/08/04
いちはじめ
5
半七捕物帳と同じく、名探偵が往年の活躍を語るという形式。しかも事件の起きた年を明記して次第に新しい時代になるという年代記。田舎町にこうも不可解な事件がひんぱんに起きるなんて……などとはいいっこなし。よくもまぁ、ここまでアイデアが続くよなと感心してしまう。ただ、作者が死亡したため、このシリーズもあと1冊分くらいなのが寂しい。2007/06/14
