出版社内容情報
若い女性のレイプ事件が発生。恋人のピアース警部の心配をよそにローズは絵画教室の生徒だった被害者の母親から相談を受け、事件にどんどん深入りしていく。シリーズ第6弾。
内容説明
だれもがローズには打ちあけ話をしたり、問題を解決してくれと頼むらしい。若い女性のレイプ事件を捜査中のピアース警部は、心のなかでつぶやいた。ローズときたら、絵画教室の生徒である、被害者の親友の母親から相談を受けたというのだ。レイプ事件はなかなか解決せず、ジャックの懸念をよそに、ローズは事件に深入りしてしまう。コーンウォールの魅力満載、好評シリーズ第6弾。
著者等紹介
安野玲[アンノレイ]
1963年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨ミール
35
今回は初登場の人が多くて、話に入り込めなかった。しかし、このシリーズも残り僅かなので、最後まで見届けるために読み切りました。 ローズの両親は私の両親よりは若そうだけど、高齢という意味では二人が仲良く生活している様子を微笑ましく読んでいた。残念ながらイヴリンが亡くなってしまって、ローズもアーサーも辛いね。でも、ジャックがいるから大丈夫かな?バリーには彼女ができたの?そのあたりがよくわからなかった。しかし、ほんとにローズ危ないことするね。さぁ、最終巻へ。2023/01/29
寧々子
15
いかにも怪しそうな男が数人登場するけど、早々に犯人の目星はついた。 なので、事件の真相よりもローズのプライベートに係わるエピソードが気になった。 惚れた弱みなのかジャックはローズに甘く、怒って当然な場面でも結局はローズを許してしまうからイライラした。 自分が悪くても謝らないし、我か強くて・・・いくらでもローズの欠点をあげつらうことはできますが、今回はさすがに自粛。 ローズに反感を持ちながらも、なぜか気になり読み続けたシリーズも次が最終巻。 ようやく読み終えると思うと嬉しいような、ちょっと淋しいような・・・2018/08/26
鐵太郎
6
主人公ローズの自儘・我が儘はなんともはや。とりあえず一言。ジャック・ピアースくん、そのあたりにほかに女はいないのか? (笑) 犯人の「できなかった。だって若くないから」ってセリフに大笑い。最後に犯人の肩を叩いて「運が悪かったね」と言ってやるのは、まずいよね?(笑)2012/03/20
じゅり子
4
いよいよ最後の巻までこの一冊だと思うと淋しさがつのる。なんのかの言ってもこのシリーズが好きだった。そしてこの作品は今までとは違う悲しさやいたましさを感じてしまう。辛い事件でした。また、自分の母のことを考えてしまう。さらに自分もいつ死んでもおかしくない年だということ…。とはいえ、ローズとジャックの漫才コンビはこれからどうなるのか?(笑)。2013/01/07
cathy aya
4
次巻でこのシリーズ終了みたいな後書きがありましたが、主人公の母親が亡くなったり、主人公にずっと恋していた男性が、主人公を諦めて新しい一歩を踏み出したり、いろいろ進展がある本ではありました。それにしても、主人公、40代で最愛の旦那と死に別れて、それでもがんばって画家として成功しつつある女性という設定は、好感がもてるし、がんばっている様子もあるのだけど、ふわふわ生きているように感じてしまうのは何故でしょう?そして恋人との関係というか、やり取りを読むと、性格悪いなぁと思ってしまうのですが・・・何故なんでしょう?2012/01/02