内容説明
念願だったはじめての個展。両親や友人を招いての初日の内覧会の準備も万端だ。そんなローズに、友人エッタが悩みを相談してきた。最近娘とうまくいっていないらしい。ところが個展の前夜に、そのエッタの息子が死亡。捜査にあたるのは、ローズの元恋人ピアース警部。だが友人のためとあらば、ローズだって大人しくしているわけにはいかない。好評コーンウォール・ミステリ第4弾。
著者等紹介
安野玲[アンノレイ]
1963年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鴨ミール
31
シリーズ第4弾。今回はローズの両親が登場。ローズが親に愛されているのがわかって、いい雰囲気だし、今回はバリー・ローはほとんど登場しなくてそのかわりジャックが頑張った!そういえば、両親の目があるせいか、今回はローズの活躍も少なかったな。それでも、久々に楽しく読めました。ローズが、息子を亡くしたエッタに自分の描いた絵を送ったのも素敵だった。目の前には未来が広がっていると信じているローズの今後に注目です。2022/09/10
鐵太郎
16
主人公ローズ・トレヴェリアンは、ぼろぼろな服装でもはっとするほど美人で、同年齢のエッタのように老けて見えない。警部のジャック・ピアース、土産物を売っているバリー・ロウ、画商のジェフ・カーターなど、さまざまな男に求愛されるところはまぁ「お約束」かもしれないけれど、ジャックとの仲が読んでいていらいらするほど彼女中心。うーん、上手くついていけない、この世界に。 2009/01/17
寧々子
15
前作では読み逃してしまったので、今回はコーンウォールの風景描写など気を付けて読みました♪ ローズの両親が訪ねてきたこともあり、一緒に観光気分にも浸ることだができました。 太陽が沈む海の色の変化だど確かに素敵でした♪ 遊覧船に乗ったエピソードの中で、『レベッカ』のモデルになった屋敷がコーンウォールにあると知り、見てみたいなぁと思いました♪ ミステリの真相にはある意味、驚かされたけど、無理矢理な感じがした。 ローズに関しては身勝手過ぎて呆れた!2017/05/06
じゅり子
6
ローズって人は…おもしろい(笑)。ジャックじゃないけど、ローズってこんな人なんだと思って読むといいんですね(笑)。そして相変わらずコーンウォールの自然描写がいいなぁ。2013/01/01
アルクシ・ガイ
4
読み終わってすぐに「ホッグズ・プディング」を検索したが、見つからなかった。コーンウォール名物の白ソーセージらしいのだが。イギリスに食べに行きたい。2020/12/15